ゆとり、持てていますか?
子育てにおいて大切な「親のゆとり」。
子どもの笑顔を守るのは親のゆとりといわれたりもします。
でもいったい、どうやって慌ただしい毎日のなかでゆとりを見つけ出せばよいのでしょう。
ゆとりが大切であることはわかっていても、「子育て中は無理だよ…」と諦めている方もいるかもしれません。
掃除に、洗濯に、料理に、子育てに…と1日が一瞬で過ぎてしまい、気がつくとあっという間に1週間が経っている。
「時間がない」「忙しいんだから」がつい口癖になってしまっているというママの声、ついイライラして、子どもにあたってしまい自己嫌悪に陥ってしまったというママの声を聞くこともあります。
そんなストレスとサヨナラするには、しっかりと「自分時間」をつくることが何よりも大事。
今回紹介するのは、双子のママであり、NPO法人感謝プロジェクトの代表も務める橋本智美さんの「忙しくても時間をつくるコツ」。
仕事・子育て・家庭を両立させながら、双子用の抱っこひもの開発をして商品化したり、古き良き日本の文化を広めるための地域活動を行ったり。そんな超多忙な橋本さんが、ゆとりを持って毎日楽しく過ごすための「3つのコツ」を教えてくれました。
コツ1:人に頼らせてもらう
「自分ひとりでやるのはちょっと負担が大きいな」と思ったら、思いきって人に頼ってみましょう。
でも、いきなりお願いごとをしても、普段からよく知っている間柄でないと、相手を驚かせてしまう可能性があります。
そこで大事なのが、普段から自分のことを知ってもらえるよう勇気をもって話しかけてみることです。
例えば、同じマンションのエレベーターで会った方に「(一緒にいる)お子さんおいくつですか?私にも〇年生の子どもがいて、普段〇〇で大変ですが頑張っています」などと積極的に話しかけてみる。
2回3回とお会いするにつれ、少しずつ相手と顔見知りになり、いずれお互いをよく知る間柄になれるよう、会話を重ねてみるのです。
「男の子ってやんちゃですよね」とか「学校のプリント多くないですか?」など、どんな些細なことでもいいので、お互いの家庭や子どもの共通点を見つけると、会話がしやすくなりますよ。
すると、いざ頼らせてもらいたいときに、これまで積み重ねてきた会話が活きて、助けてもらいやすくなります。多少なりとも知ってもらっていれば、相手の警戒心も溶けます。
ひとりで抱え込まず人にお願いをしながら子育てを一緒にすることは、時間と心のゆとりにつながります。また心も孤独にならず、子育ての負担も減るのでおすすめです。
たとえ頼みごとをして申し訳ないと思ったとしても「恩返しは出来るときにしっかりさせてもらおう。いまはお願いしよう」と、お互いさま・おかげさまの気持ちで、ご近所さんなどにお願いしてみてください。
こうした積み重ねが信頼関係を築き、一生のお付き合いにつながるかもしれません。