子どもも母親も同じ
このように、子どもとは信頼ベースで関わるようにしています。そのおかげか、彼は私に対してとても素直だし、優しくしてくれるんですよね。
先日夕食時に「長男は私にお菓子を分けてくれたり、寝間着を着替えてまで私の忘れ物を駅まで急いで届けてくれるんだ」と夫に話をしたら「お前(長男)は母にだけ、甘すぎるなぁ!(笑)」
つまりその言葉のなかには、「お母さんだって優しくしてくれているから自分も優しさで返せる」というようなニュアンスが含まれていたんだと思います。
信頼がないと、怖くて口でコントロールしたくなりますよね。でもどちらかというと、まずは「勇気をもって信頼してみる」という方が先だと私は思います。
「この子はできない」「この子は心配ばかりかける」「この子は何をするかわからない」そういった親の心配(つまり子への不信感)は、親の口うるささや、コントロールにつながっています。
そしてそれは、親が思っているよりずっと子どもの心のエネルギーを奪っているかもしれません。「自分が信じられていない」って、結構きついもんですよ。子どもの自己肯定感を下げることにもつながってしまいます。
母親自身も、逆の立場で考えればわかると思うのです。自分が周りの人や家族から信じてもらえてなかったら…。
「ダメなお母さんだから」「心配なお母さんだから」とあれこれいわれ続けたら、自信をなくしますよね。子どもも、それと同じ。だからまずは、親子の信頼関係を築いていくことが子育てをラクにするための第1歩なのです。
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