3.先入観を捨て、反対意見を探してみる
「テレビだから」「ネットだから」「新聞だから」などメディアの種類だけで、情報の真偽を決めつけてしまうのはよくありません。ひとつひとつの情報を先入観を捨てて、丁寧に見たり読んだりしながら自分で考え、自分で判断することが大切です。
必ずしもマスコミが正しいとは限らないため、親としては子どもの意見とは反対の意見を見つけ、それを子どもに伝えましょう。ネットは便利になりすぎて、自分の興味がある情報が優先されて届くようになっています。
そのため、目にしにくくなっている「自分とは違う意見」にあえて触れさせることが情報を取捨選択するうえでとても大切なのです。
メディアリテラシーを伸ばすには?
「メディアリテラシー」とは、日々あふれる情報をきちんと受け取り、それらを識別し選択する為に必要な能力。
つまり、何気なく入ってくる情報が「すべて」ではないことを知り、なおかつそれらの情報が「正しい」とは限らないことも知ったうえで、その事実がどのくらい、どの方向に曲げられて伝えられているのかを自分で読み解く力のことです。
その力を養うには、知識を身につけ、批判的な見方ができるよう、柔軟で俯瞰的な物の見方を常に心がけることが必要。加えて、受け身でいるのではなく、自分から情報を集めに行き、評価できるようになることも今後重要になります。
自分の気に入るもの、都合の良いものなど、偏った情報だけを信じるようになると、ダイバーシティの世界で生きるこれからの時代では取り残されてしまうでしょう。
情報に振り回されないために、あるいは偏った情報で偏見を持たないために、子どもにメディアリテラシーを身につけさせましょう。子どもにとっては、視野を広げることにも繋がるので一石二鳥です。
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