お子さんがいうことを聞いてくれないとき。皆さんはどうしていますか?つい叩いてしまう。怒鳴ってしまう。わかるように根気よく教えてあげる…各ご家庭によってさまざまな方法をとっていると思います。
実は、何でもいいのです。決してふざけてるわけではなく、いい加減なわけでもありません。本当に何でもいいんです。
- 関連記事
- >>>僕は勉強ができない…子どもの自己肯定感をつぶす親の、残念な共通点
「Want」と「Give」
よくさまざまな本で「怒ってはいけない!」「褒めて伸ばしなさい!」なんてことが書いてありますが、正直私はそういうのはどっちでもいいと思ってます。
確かに怒られるよりは褒められた方がいいでしょうが、さまざまな状況があるなかでいつもいつも褒めてるわけにはいきませんよね。怒らないといけない場面だって、必ず出てきます。
私がいいたいのは、「そんな表面的なことはどうでもいい」ということ。大事なことは「本当にお子さんのことを想ってのことなのかどうか?」ということです。
自分の思うようにならないからただイライラして怒っているのであれば、それはお子さん云々の問題ではありません。お母さん自身が「なんでわかってくれないの!」と自分の感情だけで怒ってる状態。
これはお母さん自身の不安や恐れからくるもので、この状態でいるときにはどうしても相手をコントロールしようと「WANT(~してほしい)」の一方的な思考で動いてしまっている状態なんです。
一方で、「この子のために何をしてあげられるかな?」と、本当にお子さんのためを思っている状態を「Give」といいます。
子どもはすべてお見通し
同じ「怒る」でも、「Want」なのか「Give」なのかでは大違い。そして何よりも、子どもたちはその「Want」と「Give」の微妙な違いというのがとてもよくわかるんです。
お母さんがただイライラして感情的になって怒っている。お母さんが真剣に私のことを思って怒ってくれている。そうしたことが、子どもたちにはわかってしまうんですね。
それは私たち大人でも同じだと思います。だから私は思うんです。怒っても褒めても、そんな表面的なことはどうでもいい。そこにきちんとお子さんのことを思う「愛」があるのかどうか?それが一番大切なんじゃないか、と。