不登校って、問題なのか?
我が家には、息子が2人いる。その内のひとり、次男は中学に入って半年経ったころから学校に行けなくなり、不登校になった。
当時、不登校なんて他人事で、「そういえば長男が中学のころ、クラスメイトにひとりいたなぁ…」って、そのくらい馴染みのない状態。それが不登校だった。
子どもは「当たり前」に学校に行くもんだと思っていた私は、かなり動揺した。しばらくは「何とかして学校に行けるようにしよう」って、そればっかり考えて行動した。
学校に行きたくない人に、学校に行かせようとする。学校に行かないことが「問題」だと思って、その問題を解決しようとする。
山ほどある道のなかで、たったひとつに執着して、その道を歩かせようとする。
そんなことに必死になっていたんだから、その労力はハンパなかった…。そりゃ、上手くいくはずがない。
いま思い返すと、そこでの学びと気づきは大きかったと思う。現実に対して、目の前の息子に対して「どうにかしよう」って行為は、ホントに無駄なことだったから。
問題はそっちじゃなくて、自分が生きづらいと感じる、その「思い込み」の方にアプローチすること。
いま問題だと思ってる「それ」は、あくまでダミーだってことを知ることだった。