娘の決意
娘は帰ってきてから終始ご機嫌な時間を過ごし、その後にこんな言葉をいい出しました。
娘:ママ!私、9月から学校に行きたい!
私:…ん?なんでそう思ったの?
娘:みんなと遊びたいから!
私:遊ぶのは楽しいけど、また嫌なこともあるかもしれないよ?
娘:そうかもしれないけれど、でも私、もう大丈夫だから!
Xちゃんとお話したときに、「自分がいじめられていた」と話せたこと。「Xちゃんの言動が嫌だった」とはっきり伝えられたこと。
それから私が質問したわけでもないのに、「私、9月から学校に行きたい!」とはっきりいえたこと。娘のこれらの言葉には本当に驚きました。でも娘の言葉にはとても力強いエネルギーがこもっていたのです。
娘の人生は、娘が決める
8月までは学校を休むことになっているけれど、その後についてはまだ決まっていないことは、娘にはそれとなく伝えていました。パパとママと3人で相談しながら決めていくことになるけれど、もし学校に行きたいと思ったならそれは自分から伝えてねともお話していました。娘の世界は娘が創るのだから、娘が決めることが大事だと思っていたからです。
娘のなかには、これらの言葉がどこかに残っていたのかもしれません。だからこんなにも力強く、自分の気持ちをいえたのかな、とも思いました。その夜、夫もなんとなく気になって娘に「学校のことどう思ってる?」と聞いたらしく、そのときも娘は「行っても行かなくてもいいのだけれど、でも9月から行きたい」といっていたようです。
娘の思いは随分と固まっていたのですね。沈黙の6月、気持ちが動いてきたかな?と感じた始めた7月、そして今回の決断。この1カ月半の間に、娘の心はとても力強くなったと感じました。
娘の話に出てきた6月からの休学を決断したとき、まさか娘の口から「学校に行きたい!」なんて言葉が出てくる日がくるとは、想像すらしていなかった。でもそのときに自分たちの感覚に従って、先行き不透明だけど手放して本当によかった!といまは感じています。
あのときはどこに着地するかわからなかったけれど、「ただ家族3人が笑って楽しく過ごしている」その未来だけをイメージしていました。そしたらいまは、ちゃんとその方向に向かって進んでいる!
とはいえまだクリアする課題がありそうなので、ときの流れを感じながら、自分たちの感覚を信じて進んでいこうといまは思っています。
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