何よりも「学校が近い」「どんなお友だちがいるか」などの方が大切ではないか、という私。そんな意見に共感してくださるママさんから「いい影響を受けるお友だちとは、どんなお友だちだと思いますか?」とご質問いただきました。
質問者さんは新型コロナウイルスの感染拡大前まで都内に住んでいたのですが、ここ数カ月間は、旦那さんの実家である埼玉の田舎で、2歳の娘さんと過ごしているそうです。
そんななか、かわいがってくれるおばあちゃんや家族の存在があったこと、近所の子どもたちがお外でのびのび遊んでいる姿を見て、「このままここで子育てをした方がいいのではないか」と強く思うようになったとのことでした。
違いを尊重する文化が遅れている日本
わたしは前述の通り偏差値などは重視しないですし、勉強するかしないかなどは友だち次第というより、家族の方針(ファミリールール)次第だと思っています。
なので、「学校の成績がいい子と付き合ってほしい」などとは思っていません。いい影響を受ける友だちという意味では、違いを受け入れられる友だちは「いいな」と思います。
日本人は見た目も喋る言葉もいっしょなので、違いを尊重するという文化がほかの国に比べて遅れているように思います。友だちがスマホを持ち始めたらみんな持たないと、みたいな同調圧力も強いでしょう。
でも、子どもの個性もそれぞれですし、同じ地域に住んでいても大なり小なり家族のルールは違うのですから、もっと違いを出していいのではないでしょうか。そして、そういう違いを「面倒くさい」と思わず受け入れてくれる友だちであれば、大げさにいえば将来にわたって仲良くできるとも思います。
ちなみに知り合いの外国人ママはファミリールールを壊すような付き合い方をしないでいいように、常日頃からファミリールールを前面に出してきます。
「中学生になってもスマホを持たせません」「某ファストフード店では食べさせません」などというのはよくあること。「私はそんなの身体にいいわけないと思っている」といい切っているのです。