受け入れられないなら「大丈夫」
もちろん「受け入れられない!」という人もいるかもしれません。その場合は「大丈夫」というワードを使ってみましょう。「受験に失敗した。でも、大丈夫!」それだけでも気持ちは変わってきます。
そして重要なのは、すべての思考を「タッピングしながら」行うこと。ここでタッピングするポイントは、実は東洋医学における「ツボ」とされている場所です。すなわちそのツボの部分を刺激し、自分自身の身体と精神を安らげながら、自分にたいして暗示の言葉を繰り返していく…。
そしてここまでやり終わったら、いまのネガティブな点数を再度つけてみるのです。おそらく多くの方が最初の点数よりは低い点数こと、気持ちが楽になっているはずです。この点数が0になるまでタッピングを繰り返していく、というのがタッピング療法です。
さて実際、試した方はわかると思いますが…タッピング療法を実行してみると、結構気持ちが楽になるものです。この場合、何が原因なのでしょうか?その理由は3つあると考えられます。
タッピング療法が効く理由1「時間」
まずは時間です。どんな感情や悩みも、あまり長時間は続きません。なぜなら結局、どんな悩みも、脳内ホルモンによって起こっているから。どんなホルモンも、時間と共に減ったり、洗い流されたりしてしまいます。
どんな感情も、基本は一過性なのです。それこそ「怒りのピークは6秒で過ぎ去る」という話もあるくらいです。とても短いですね。
ですので、何かつらいことがあったり、何かの感情に囚われそうなときは「時間を過ぎ去らせる」ということは、大きな解決策のひとつ。よって「まずはタッピングをしよう」と心がけることで、一瞬、感情のことを忘れるのです。そしてこのタッピング、10秒から数十秒はそれを行うため、そのあいだに忘れてしまうことも多い…というわけです。