2021年になりました。このタイミングで新年の目標を立てたという人も多いでしょう。しかし、その目標を達成するために、毎日何かを「継続」できていますか?
きょうは「継続」を絶対に実行可能にする、シンプルなテクニックとノート術をお教えします。
小さな目標を積み重ねよう
たとえば「1日10ページ参考書を終わらせる」などの目標は、立派ですばらしいです。でも最初のうちは10ページやることができても、2日目は5ページ、3日目は2ページ…という風にどんどん数が減っていき、「きょうはできなかったけど、あしたは頑張る…!」なんて思いながら、そしてそのまま再開することはなくなる可能性が高い。
目標を設定するうえで重要なのが「小さく設定する」ということです。
たとえば参考書の場合なら「1文字だけでいいから読む」。これだったら、実行しない方が難しいですよね。さらに低く「参考書を開きさえすればいい」「参考書に触りさえすればいい」なんて設定したら、こちらはさらに難易度が低くなるはずです。重ねて「失敗する方が難しい」習慣になると思います。
これこそが、何かを継続するための「奥義」。とにかくうまく進められないなら、目標設定が高すぎると考えて、小さく小さく目標を縮めるのです。
この考えを提唱したのは、アメリカでやる気の研究をしているスティーブン・ガイズという人物。彼は「体を鍛えたい」という目標のために「1日1回、腕立て伏せをする」ということを設定しました。ものすごくライトですね。そして、彼はその目標を達成し続けることができたのです。
もちろんですが、毎日1回では終わりません。人間、1度でも始めてしまえばそのままやる気が継続しますので、1日10回や100回やることができた日もありました。何にせよ、たくさんの回数にわたって継続できたわけです。
これがもし「毎日100回やる」だったら、継続しなかったはずです。重要なことは「小さな目標」にすることなのです。