視点を変えてみて
あなたが、「いまの自分のままではいけない」「変えるべきだ」と感じているのは、他人の目を気にしているからかもしれません。
そのままの自分では「きっと呆れられてしまうだろう」「バカにされてしまうだろう」「嫌われてしまうだろう」と恐れて、自分のことを変えようとしたりする。
けれども、視点を変えれば素晴らしい能力を持っていることに気づくこともあるかもしれません。たとえば、動作が遅い人に「早くしないといけない」と思うとイライラするだけですが、見方を変えれば落ち着きがあるともいえますし、ゆったりした動作に安心感を感じる人もいます。
どんなことにもプラス面やマイナス面があるものです。そうであるのに、マイナス面にばかり目を向けていては、なかなか自分のよさに気づけません。だから、自分のプラス面を知るのも、とても大切なことです。
何か不安があるときに「大丈夫、大丈夫。じゃあね!」とせかせかと立ち去る人と、ゆったりとした動作で「大丈夫だよ」「辛かったね」って話を聞いてくれる人、相談するならどちらがいいですか?
高価なものを買うときに、ファーストフードのようにスピーディーに商品を渡されて「次のお客様どうぞ!」という店員さんと、ゆったりとした動作で出口まで見送ってくれる店員さん、同じ商品を買ったらどちらが満足度が高いでしょうか?
早い動作も、遅い動作も、どちらかが優れているわけではないんだよね。向いていることや向いていないことがあるだけなのです。
「こうあるべき」をやめる
自分らしく生きるには、自分の活かし方を知ることが大切です。どんなことが得意で、どんなことが苦手で、どんなことが好きで、どんなことが嫌いなのかを知っていれば、苦手なことをするのを減らすことができるし、得意なところで自分を活かすことができます。
もちろん、世のなか自分の思い通りにいくことばかりではありません。うまくいかないこともあるかもしれない。それでも、試行錯誤しながら1歩1歩自分らしく生きる道を進めることができるはずです。
だから、「こうじゃないといけない」「こうあるべきだ」と考えて、自分に辛い努力を強いるのをやめましょう。あなたは、自分らしく生きる道を、1歩1歩自分のペースで進んだらいいのです。
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