「新月」と「アファメーション」の関係を知れば、願い事を効果的に叶えることができます。
今回は、アファメーションの意味や効果的な使い方、新月の関係など実例を交えて解説していきます。
「新月とアファメーション」の基本知識
はじめに言葉ありき。
「言霊(ことだま)」といわれるように、言葉にはそれ自体にエネルギーがあります。
古今東西の言い伝えで、言葉には不思議なチカラ、霊力が宿っているといわれますよね。嫌な言葉にはネガティブなエネルギーが、よい言葉にはよいエネルギーが引き寄せられます。
「△△したい」「△△を叶えたい」というお願いするような文章ではなかなか願いはかないません。願い事がアファメーションの文章になっているとき、願いが叶いやすくなります。
アファメーションとは、言葉のチカラを最大限に活用する宣言文(祈願文)のこと。古来の日本の神道では祝詞(のりと)がありますが、これもアファメーションのひとつです。
決まりきった言葉もあるにはありますが、アファメーションという固定化された文章があるわけではありません。アファメーションは、言葉のチカラを最大限に引き出し、あなたの願いを叶えるシンプルな文章作成術なのです。
アファメーションの作り方
誰しも願いが叶ったら幸せを感じるでしょう。
アファメーションは幸せの雰囲気を先取りするようなもの。よい言葉が起きてから、幸せの感想をもらすのではアファメーションになりません。
よいことが起きる前から願いが叶ったあとの理想のイメージに対して感謝の気持ちをもつこと。これがアファメーションの極意です。
新月のときに願い事をする際のアファメーションには、下記の3つのポイントがあります。
Point.1理想のイメージを肯定的に表現する
願いが叶うプロセス(過程)を限定してしまうと、願い事は叶いづらくなります。山頂がゴールであるなら、そこに至る道は無数にあります。
プロセスにこだわるのではなく、はじめに願い事が叶ったあとの理想のイメージを持つようにしましょう。そしてそれを否定的に表現するのはひかえ、肯定表現を使いましょう。
【アファメーション例文】
- ×「△△はしたくない」 ~
- ×「△△にはなりたくない」 ~
- 〇「△△をしています」 ~
脳は否定形を理解しようとしません。イメージで理解します。「赤い車をイメージしないで」といわれたら、頭のなかでは赤い車をイメージしてしまうでしょう。わたしたちの脳=潜在意識は、否定であれ、肯定であれ、イメージしたものを引き寄せて叶えようとします。
肯定的なイメージを常に持っておくことがアファメーションを作るうえでも大切なポイントになるのです。
Point2.現在進行形で表現する
願い事はあなたの「理想の未来」です。その未来を現在に先取りして感じとるのがアファメーションです。それであれば、あなたの理想も現在形として表現しましょう。
【アファメーション例文】
- ×「将来〇〇したい(未来形)」 ~
- 〇「△△がみるみるよくなっています(現在進行形)」 ~
- 〇「△△がどんどんできるようになりました(現在完了形)」 ~
将来△△したい、という文章はキレイですが、いつまでも希望を持ち続けたままでは、その願い事が叶うことはありません。あなたのまわりにもそのような「いつか△△したい」といいつづけて一向に叶える気配のない人はいませんか?
思い立ったが吉日。実際に願い事のとおり、あなた自身も積極的に行動をしてください。小さな一歩であってもよいのです。言葉だけでなく行動も一致させると、言葉のチカラも活かせるようになります。
Point3.五感を使い、感謝を先取りしよう
アファメーションで未来の雰囲気を先取りするには、五感をつかった表現を心がけると効果的です。
願い事は紙に書くだけでも効果があるのは、多少、視覚を使っているからなのです。視覚を最大限に活用するには、「理想のイメージ(絵や写真)」を身近に置くことからはじめてください。
さらに「味覚(味わう)」「聴覚(音を楽しむ)」「嗅覚(香りをかぐ)」「触覚(肌触り)」の五感を使って表現すると効果的です。願い事が叶ったらどんな味わいや、音、香りがあるかをチェックしてみましょう。先取りして、そうした感覚をいまから感じるようにしてみてください。
【アファメーション例文】
- ×「気持ちのよい目覚めです」 ~
- 〇「朝のさわやかな風を感じながら、アロマティックなコーヒーの香りとともに目覚めます」 ~
もうひとつは感謝の先取りです。願いが叶ったあと、あなたはきっとまわりの人や天に感謝の気持ちが自然とあふれ出てくるでしょう。そのときの感覚と感謝の気持ちを素直に表現してみてください。
【アファメーション例文】
- ×「当然です」 ~
- △「よかったです」 ~
- 〇「いつも幸福感に満ちています」 ~
- 〇「この上ない喜びを感じています」 ~