プロポーズにサプライズは必要なのか?
そうはいっても、ディズニーのアニメ映画『白雪姫』の挿入歌「いつか王子様が」かのごとく、「サプライズにあふれたロマンティックなプロポーズをされて結婚したい」という理想を持つ女性もいるでしょう。筆者もどちらかといえば、こちら側。
正直、結婚してしまうと日常に追われ、甘い過去を思い出すことはそれほど多くはないのですが、それでもふとしたときに「あのときは…」なんてちょっぴり幸せな気持ちに浸れる経験があることで、我慢できることもあったり、なかったり…。
友人のパートナーからサプライズの協力依頼を受けたこともありますが、想いを込めて、策をめぐらせ、時間をかけて用意してくれたサプライズには、彼の「彼女を喜ばせよう」「ずっと大切にしよう」という気持ちや思いやり、そして覚悟が込められている気がして、心がジーンとあたたかくなります。
しかし、「令和の婚活新常識」に関するアンケート調査で「プロポーズにサプライズは必要だと思いますか?」という質問をされ、「絶対に必要だ」と答えた女性は0%、「できればやってほしい」と答えた女性は19%。「なくてもいい」56%、「不要だ」25%と、8割以上の女性がスロポーズにサプライズを求めていないことがわかっています。
逆に男性の回答は「絶対に必要だ」3%、「できればやりたい」26%と女性よりも「サプライズするべきだ/したい」人の割合が高くなっています。女性よりも男性の方がロマンチックな人が多いのかもしれませんね。
サプライズは必ずしも「必要ない」
「プロポーズにサプライズは必要なのか否か」問題、総合してみてみると、女性の8割・男性の7割が「不要だ」あるいは「なくてもいい」と回答しており、現代においてサプライズのニーズは低いことが伺えます。
最近では結婚式を挙げずに結婚生活をスタートする「なし婚」も増えていると聞きます。日本が男女共同参画社会を目指し、自立した女性も増えていっているなかで、プロポーズや結婚式などを特別に大事化するのではなく、日常の延長線で行いたいという志向を持つ人が増えているのかもしれません。
また彼女たちのパートナーである男性の側も、「男性からプロポーズしなければならない」など性差による役割意識が薄れ、フラットになっていっているのかもしれません。
結婚を日常のものと捉え、相手に過度な負担を負わせないフラットな心構えが、令和の婚活におけるひとつの特徴なのかもしれませんね。