突然ですが、みなさんは「プロポーズ」と聞いて、どんなシーンを思い浮かべますか?
指輪の箱をパカっとひらいてひざまずき、「結婚してください」と差し出すシーン?レストランで運ばれてきたケーキのなかに指輪が隠されていて、女性が感激の涙を流すシーン?デートの終わりに彼が車のトランクから大きな花束を取り出すシーン?
ちょっと例えが古かったかもしれませんね。いまどきのプロポーズは「女性から」、つまり「逆プロポーズ」もアリだと思われているよう。少しずつですが、ジェンダーフリーな時代に近づいてきています。
逆プロポーズは令和の新常識?
しかしながら、株式会社ninoyaが実施した「令和の婚活新常識」に関するアンケート調査では、いまだ女性の58%、男性の54%が「プロポーズは結婚したいと思ったほうがするべき」と回答しています。
また、株式会社ネクストレベルが実施した「結婚したくない男性のホンネ」の調査では、結婚する気のない男性が結婚を意識する彼女の行動の第1位に「彼女からのプロポーズ」を挙げています。
女性から「結婚しようか」と提案する。優柔不断な筆者からすると、なんだかカッコいいなぁと憧れます。男性側が結婚に踏み切れない理由に、自分の収入が心もとないなどの「金銭的事情」が絡んでいるのだとすれば、女性が「自分も一緒に働いていく」という意思を示すことで、前に進む恋もありそうですね。
「プロポーズなし」でも幸せに
筆者のまわりには「プロポーズなし」で結婚した夫婦が何組かいます。付き合って、同棲し、自然な流れで結婚し、どのカップルも幸せな家庭を築いています。
プロポーズなしで結婚に至った理由を聞くと、「ふたりの交際記念日に、『来年あたりかな?』という話になり、『じゃあ、来年の元旦に入籍しようか』という話になった」とか、「子どもができたから、彼女の誕生日に入籍した」とか、「これといってきっかけはない」という答えが。
キャリアがあり、結婚後も変わらず働き続けている彼女たちからすると、家庭だけに比重を置いておらず、「結婚(入籍)」は人生における通過点のひとつでしかないということもあるのかもしれません。
男性がリードして女性を引っ張っていく…そんなステレオタイプな結婚やプロポーズの形に、いまやとらわれる必要はないのでしょう。