みんな、何が「不安」なの?
「不安」の種類をカテゴリー別にわけてみると、大きく「出会い」「家庭内の問題」「お金」「子ども」「セクシャリティや制度」「キャリア」といった要素が浮上しました。
約30%が「出会い」への不安を感じ、そもそも「出会いがあるかどうか」ということや「価値観の合う相手が見つかるか」ということなどに悩んでいることがわかりました。自分から積極的に出会いを求めたとしても、最終的に運命により左右される部分も大きいということが、より不安を感じる要素なのかもしれません。
約22%は「家庭内の問題」に関して不安を抱き「自分の両親や相手の両親に認めてもらえるか」という結婚前からの懸念も。せっかく出会うことができても家族の反対で頓挫してしまったり、同居や介護の問題も想定しなくてはならない場合もありそうです。
また「浮気や不倫をされないか」「ずっと幸せな家庭を築いていけるか」など、結婚後の不安要素も多々浮上。毎日お互いを思いやる努力を続けるには忍耐力なども必要になってくるため、相手や自分を省みて不安を覚えるのかもしれません。
約11%は「お金」に関する不安を吐露。「生活費や養育費がまかなえるか」「経済的に家庭を安定させることができるか」などが挙がりました。自分のことだけを考えていればいい独身生活と違い、家庭を持つことへの責任感を考えるきっかけにもなりそうな不安要素だといえます。
約6%は「子ども」に関しての不安が。「そもそも妊娠ができるのか」と、相手や自分の機能が問題ないかどうかについて改めて不安を覚えたり、「子育てをしていけるのか」という、育ててみないとわからないからこその不安も挙がっています。
また、約4%が出産・育児とも関連の深い「キャリア」に関しての不安を挙げ「キャリアと両立ができるかどうか」「産休が取れるかどうか」と、せっかく築き上げてきたものとバランスを取れるのか、ということを視野に入れて考えていることがわかります。
また、同じく約4%が「セクシャリティや制度」に関しての不安を挙げ「同性婚が認められていないこと」や「苗字が変わってしまうこと」など、いまだセンシティブな問題として後回しにされがちな部分について、真剣に考えています。
SNS全盛期となっている現代は、昔と比較してさまざまな意見や問題を目にする機会が激増しています。刺さる内容を目にして「考えすぎてしまう」ということもあるかもしれません。結婚を取り巻く状況についてどのような動きが出てくるのか、今後にも注目が集まっています。