「おひとりさま」という言葉が一般化し「結婚しない」という選択をする人が増えているだけではなく、「夫婦選択式別姓」「事実婚」「同性婚」など、人生の選択肢や在りかたがグッと増えてきた現在。これから未来を選ぶ若者世代は、現状をどのように捉えているのでしょうか。
このたび、女子学生を中心とした若者向けサービスの企画・コンサルティングやSNS運用代行を行う株式会社ネオレアが、全国の学生2,300人に対して「結婚観」に関するアンケートを行いました。多くの道から選べる立場にいる若者たちのリアルな声を、早速チェックしてみましょう。
まだ変わらない、結婚への憧れと不安
まず、初めに「将来、結婚をしたいと思いますか?」という質問が行われました。すると、2,374人中1,922人が「絶対したい!」「できればしたい!」を支持。なんと、80%を超える学生が結婚する気持ちを持っていることがわかります。
都市部を中心に、結婚し家庭を築くという選択をせずとも楽しく充実した日々を送れる30代以上の大人たちを目の当たりにしていても「結婚したい」と考えている若者がほとんどという現実。
選択肢が広がっているとはいえ、若者世代では「恋愛」も人生の大きな部分を占めるという人が多いようです。たしかに、やみくもに付き合うよりも結婚を視野に入れているほうがときめきも強まるもの。そのような点からも、結婚を考えることはある意味一般的な感覚となってしまっているのかもしれません。
85%が「結婚は不安」
続いて行われた「結婚について「不安」におもうことはありますか?」という質問では、1662人中1413人が「はい」と回答。なんと85%という、非常に高い数値を叩き出す結果となりました。
未体験のことであるうえに、結婚そのものをできるかどうかもハードルが高く感じる風潮や、結婚できた後も不倫や離婚などさまざまな問題が想定されます。しかも日々ニュースなどで目にしてしまっているとなると、不安が高まるのも致しかたないといえそうです。