こんにちは。無料メルマガ「親も子供も一緒に伸びていく」で、塾講師の経験から得た知識をもとに、親子が楽しく学ぶための具体的な勉強のヒントをお届けしている、高久手はるかです。
語彙力を増やす方法は?
国語力、語彙力を伸ばすのは時間がかかります。しかし、一石二鳥が大好きな私としては、これも効率的にできないものかなと考えています。
そこで、同音異義語で言葉の数(語彙力)を増やす方法を考えてみました。同音異義語とは、読み方は同じだけど、使う漢字も意味も違う言葉ですね。漢検とか、テストでもよくあるアレです。
例えば、学校や塾の宿題で「同音異義語」がズラッと出題されたらどうしますか?まさかグーグル先生に問題文を打ち込ん出てきたものを、そのまま書いたりしませんよね?(塾での実話です)
王道の方法は「国語辞典で調べる」ですよね。
「その意見にイギを唱える」「社会的にイギのある仕事」という問題があったとします。小学生用の国語辞典だと、「威儀」「意義」「異議」と候補が3つくらい載っています。あとは、それぞれの言葉の意味を読んで、例文に合う言葉を選ぶだけ、なのですが…。
小学生の場合、その言葉の説明文の意味がよくわからないことがあるんですよ。大人は「んなワケないじゃない」って思うかもしれませんが、もうダンジョンに迷い込んだみたいになる子がいるんです。
辞典、辞書を使い始めたころの小学生のお母さん、お父さん、お願いします。ちゃんと辞典に書かれていることを理解できているかをチェックしてあげてください。
この状態をスルーしてしまうと、後から語彙力を増やすのがしんどくなります。逆に、国語辞典を読めるようになったら、あとは調べた後に付箋を付けたり、目的の語の前後にも注目してみたりするのも、やりやすくなります。
同音異義語の学習は、水面に一滴の水滴が落ちて、波紋が同心円状に広がるように、言葉の数を増やして、それぞれの語の持つ意味を身につけるチャンスです。課題をこなしつつ、長期的に語彙力アップで、一石二鳥!
最初にじっかり辞典が読めているか、書かれている意味を掴めているかをみてあげてくださいね。出だしが肝心です!
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