何を話すかより、相手は何を思っているのか
コミュニケーションは、会話のキャッチボール。一方的に投げ続けることを求められているわけではありません。会話が続かない人に圧倒的に足りていないのは、「質問」なのです。つまり、「教えて」という思考と姿勢です。
相手の持ち物や外見に対して、「それはどこで売ってるんですか?」とか、「美容室は決まったところに行ってるんですか?」などでもいいのですが、もっと会話をしたい場合、それ以上におすすめしたいのは「相手の考え方に興味を持つこと」です。
「なぜそう思ったのですか?」「そう考えるようになったきっかけってあるんですか?」「○○についてはどう思いますか?」といった、相手の心や頭のなかに質問を投げかけてみます。
心に正解はありません。だから、それを判断する必要はありません。大切なのは、その会話を通してその人を知ることです。
「なぜそう考えるようになったのか」。その答えには本当にたくさんのものが詰まっているもの。そこを聞くには相当の会話が必要になります。必然的に、話が続かないことは減っていきます。
何を話すかより、相手は何を思っているのかを考えてみましょう。相手がその服を選んだのにも、そのメニューを選んだのにも、その言葉を選んだのにも、何かしらの理由があります。心の動きがあります。そこに興味を持つと、会話はむしろ続かないどころか終わらないものになります。
「会話が続かない」と嘆くより、人の心の深さと広さをコミュニケーションを通じてもっと味わってみてくださいね!
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