言葉にしなきゃ、伝わらない
女性に話を聞いた前編で、「パートナーの風俗利用が“なんとなく嫌だ”と思っている人たちは、なぜ嫌なのかを自分なりに分析し、嫌なことは“こうだから嫌だ”とコミュニケーションを取っておくといいかもしれない」という話をしました。
「NG」派の女性からは「生理的になんか無理」という感情や感覚的な意見も多く聞かれましたが、「NG」派の男性の意見は割としっかり理由があるように見受けられる点も、男女の違いのひとつといえるかもしれません。
風俗利用に関してのみならず、パートナーと感覚や価値観が違うがゆえに、相手のことを理解できず辛くなることもありますよね。
でもだからこそ、愛しいパートナーとは、何事についても普段からコミュニケーションしておくといいのかもしれません。自分だけ我慢して受け入れたり、逆に相手にそれを強いたり、一方的に嫌だと主張するのではなく、お互いに「どうして嫌なのか」「何はOKなのか」ということを知っておくと、関係性もスムーズに運ぶのではないでしょうか。
「一緒にいる時間が長くなれば分かっていくだろう」とか「だんだん知っていけばいい」というのは、幻想ではないかと個人的には思います。
結局は、いいことも嫌なことも生理的な感覚もそうでない感情や思考も、「言葉や態度にしなければ伝わらない」ということに尽きるのではないか、と。
ふたりの関係を大切にして、この先も長く一緒にいたいのなら、あらゆる物事のボーダーラインを話し合っておくとよいかもしれません。
パートナーの新たな一面を探ってみよう
あなたやあなたのパートナーは「どちら派」でしょうか?
性に対する捉え方や考え方自体、多種多様です。筆者個人的にはだいぶオープンに意見交換ができるようになった現代は、いい傾向にあると思っています。
性産業は、リアルだけではなくバーチャルも進化しているので、これからの時代はさらに、男女問わず性処理に対する価値観や考え方も変わっていくような気がします。
前回の記事でもお伝えしましたが、筆者はパートナーとの会話の中で、あえて性処理に関することや性に対する価値観についての話題を自分から持ち出すようにしています。性の観点を通して、相手の新たな人間性が見えることもあるからです。
あなたもこれを機に、思い切っていままでしたことのない話を相手にしてみるのはいかがでしょうか?慣れ親しんだパートナーにも、もしかすると知らない一面があるかもしれませんよ。
よりふたりの仲が深まるよう、大好きなパートナーと楽しいセクシャルトークができることを願っています!
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