早めの復習をすることで得られる3つのメリット
私はよくM君と話をしました。
彼は「宿題はすぐやる方が、あとでやるより短時間で終わるし、授業中に書いたノートを授業のあとに少し見るだけでも結構覚えられます」と言ったことがあります。
M君は、早めに復習することのメリットを体験して知り、そして続けていたのです。
このように、早めに宿題を行ったり一度学習したことを早めに復習をすると、
- 宿題の場合、短時間で終えることができる
- 学習した内容をよりよく理解できる
- 暗記関係の内容は、より多くのことを暗記することができる
というメリットがあります。
上記の3つに共通している点は、どれも「同じ量を短時間で行うことができる」ということ、すなわち「楽に勉強できる」ということです。
「すぐ復習」を継続するためのHOW TO
私は生徒に「宿題を、5日後に3時間かけて、忘れかけたことを思い出しながら必死に行うより、その日に1時間でやり、あとの2時間は自由時間にした方が得じゃない?」と、よく話します。
このことにはみな同意します。しかし、すぐに実行する生徒もいれば、なかなか実行しない生徒もいます。
すぐに実行した生徒は、その日のうちに宿題や復習を行うと、どれだけ楽か、いかに短時間で終えることができるかを知りますが、楽だとわかっていてもこれを続けることは大変なようです。
何度か実行したが、なかなか継続できない子には「辛いかもしれないけど、1カ月続けてみてごらん。もし1カ月続けることができたら、あとは絶対楽になるから」と話します。
そして会う度に、継続しているかどうか、うまく実行できているかどうかを尋ねます。
すると、多くの生徒は2~3週間後位に「すぐに宿題や復習をすることに慣れてちゃんとやってます」とか「宿題が楽にできました」と言うようになります。
このころから、この生徒たちに変化が起こります。
そうです。ひとつひとつの学習内容をよりよく理解するようになり、そして学力が少しずつ伸びていくのです。
ご家庭でもこの習慣は身につけられます。
早めに復習や宿題を行うとどれだけ楽にできるか、実際にお子さんに体験してもらうのです。そしてそれができたら、今度は継続するように励ましてください。継続できれば、それが習慣になるわけですから、お子さんは楽に勉強を続けることができるようになります。
学習内容の理解度が高まり、記憶の定着率も高まるわけですから、お子さんの学力も伸びていきます。
今回紹介した内容は、誰でも知っていることかもしれません。でも、実行している人は、かなり効率よく楽に学習しているのです。ですから、みなさまのお子さんにも、継続して実行してもらえたら嬉しいです。
無料メルマガ「賢い子が実践!成績を上げる秘訣」では、もっといろいろな例、例えば教科ごとの効率よい学習方法、親御さんがどのようにお子さんに接すると効果的か、など紹介していきたいと思っています。
これから紹介していく学習方法をお子さんにお話したり、お子さんと学習方法について話し合ったりして、お子さんができそうな方法はどんどん取り入れてください。そしてお子さんの成績が伸びれば嬉しく思います。
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