こんにちは。成績がよい子が実践している効率的で成績が伸びる勉強法を、無料メルマガ「賢い子が実践!成績を上げる秘訣」でお届けしているオフィス・ラーニングの永井です。
今回は私のメルマガから、「早めの復習が理解度と記憶の定着率を高める」という話を、実例を交えてご紹介しましょう。
勉強方法を少し工夫するだけで、小学生・中学生は理解力が早くなります。そして成績も伸びます。逆に、成績が伸び悩んでいる小・中学生は、何も工夫しないでただ勉強しているだけなのです。
ぜひメルマガで紹介する勉強法の中から、お子さんが実行できそうな方法をお父さんお母さんからお話していただき、お子さんの学力アップにつなげてあげてくださいね。
早めの復習は、理解度・記憶の定着率を高める
一度学習したこと・覚えたことを早めに復習すると、学習内容をよりよく理解できます。また、暗記関係の内容でしたらより多くのことを暗記することができます。
このことをご存じの方は、もしかしたら多いかもしれませんね。しかし、常に実行している方はあまりいないのではないでしょうか?
実行しない理由は、
- すぐやるのが面倒。あとでやればいいと思ってしまう
- ギリギリにならないと、やる気が起こらない(定期試験の直前がまさにこの心境です)
- すぐ復習してもあとで復習しても大して変わらないと思っている
など、いろいろあると思います。
しかし、早めに復習することは、想像以上のメリットがあります。
メリットについての説明をする前に、中学生のM君のお話をします。
M君の成績は、なぜ常に学年トップクラスだったのか?
M君はスポーツ万能で、部活動では1年生のときから活躍し、全国大会に出場するほどのレベルでした。
M君の日常生活は、平日は授業が終わると毎日練習。部活動が終わり帰宅すると、疲れて勉強できず。日曜日・祝日など学校が休みの日は1日中練習。
このような日々を送っていたM君ですが、成績は常に学年トップ5に入っていたのです。
勉強時間がない毎日なのに、成績がよいのはなぜか?
それはM君の勉強方法によるものだったのです。
M君は疲れて帰宅するので、家では勉強できない自分をよく知っていました。そこで彼は学校で、休み時間や空き時間に宿題や復習をしていたのです(宿題もある意味では復習です)。
授業直後の休み時間にその授業の宿題や復習を行ったり、時には昼休み、あるいは放課後の練習開始までの空き時間に少しずつやったりしていました。
こう書くと、M君は何でもできる特別優秀な子のように思われるかもしれませんが、ごく普通の中学生でした。多くの仲のよい友達と、休み時間に遊んだりしている光景をよく見かけました。
えっ!休み時間に遊ぶ?休み時間は宿題や復習をしているんじゃないの?
読者の皆様は、こう思われたのではないでしょうか。
違うんです。M君は決してガリ勉タイプの子じゃないんです。休み時間に友達から声をかけられると会話を楽しんだり、校庭へ出て遊んだりしていたのです。時には自分から友達に声をかけて、遊んだりもしていました。
ただ、授業直後の数分間とか、友達が別のことをしていてひとりでいるときなどに、宿題・復習を行っていたのです。