みなさん、こんにちは。無料メルマガ「コロンブス的・超発想で、中学受験を成功させる方法」の著者で、合格の伝道師、ミスター・ツカムです。
新学期に、新しい元気のいい誓いを立てたお子さんも多くいらっしゃるでしょう。
しかし悲しいかな、人間の性(さが)。その気持ちがずっと続くはずもないのです。
今回は、そんなお子さんを見て、お父さん、お母さんが決して言ってはいけない言葉、題して、「やる気をなくす親の言葉かけCheck5」をお届けします。親の関わり方は中学受験の合否にとっても重要です。
受験生がやる気をなくす「親の言葉かけ」Check5
1.お子さんに完全を要求していませんか?
大人の我々でも、完璧にこなせることなどありません。ましてや10才前後のお子さんのやることです。うるさくしていると、それだけでやる気は失せてしまいます。
2.欠点ばかり指摘していませんか?
ぐずぐずしている。約束を守らない。すぐ飽きてしまう。
「欠点」とは、その人に欠かせない点です。ついカッとなって、子どもの欠点を指摘してしまいます。そうするとすぐに、「親子喧嘩」「親子バトル」になってしまうこと、経験済みですよね?(笑)
大人の我々も同じです。職場で自分の欠点を指摘されるのは嫌ですよね?やる気はでませんよね?
3.達成できないような目標を課していませんか?
あまり高すぎる目標を決めると、毎回「挫折感」しか残らないようになります。それよりも、小さくていいので「達成感」を積み重ねるようにしてください。
4.いつも他人と比較していませんか?
お兄ちゃんはもっとちゃんとしていたよ。もっとおねえちゃんを見習いなさい。同じクラスの〇〇さんは、スポーツもしているのにあんなに成績もいいのよ。
人間の不幸とは、他人と比べるところから始まります。
ちょっと話が大きくなりましたね(笑)。学習というのは、他人と比べてどうのこうのと言うものではありません。自分の小さな成長こそが、やりがいではないでしょうか?
5.お子さんの自発性を損ねていませんか?
お子さんは「子どものゆったりとした時間」を基準にして、さて、ぼちぼちと始めようかな…と行動を起こします。
それを、せっかちで、効率主義の大人時間を基準にして、「ぐずぐずしないでさっさとやりなさいよ!」と言われると、「いまからやろうとしてたのに…」と一気にやる気を失ってしまいます。ミスター・ツカムも昔そうでしたよ。
指摘したくなったときは、もうしばらく言うの我慢してみてください。
「いえ、でも、言わないといつまでもやらないです」と思われましたか?
その気持ちはわかります。でも、本当に、もう少し待ってみてください。
さて、5つの「やる気をなくす言葉」をお伝えしました。なかなか実践するのはむずかしいでしょう。
でも、お子さんも毎日チャレンジしているのです。親御さんは発想を変えて、「耐える」「我慢する」ことに挑戦していると思ってみてはいかがでしょうか?
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