こんにちは。韓国在住歴4年、日本語教師でライターのHAZUKIです。Webメディア「by them」で、韓国の今を切り取り、生の情報をお届けしています。
きょうは、2022年6月に韓国で話題になったニュースについてお話しします。6月に話題になっていたのは、「韓国の観光ビザ」についてです。
早く日本に行きたい!「韓国の観光ビザ」状況
日本でも大使館で観光ビザを取得すれば、渡韓が可能になりましたね。この観光ビザのために徹夜して大使館の前で待っている人たちの映像は、日本でもニュースになっていました。
そして、この現象は韓国の国営番組でも放送されて大きな話題になりました。(参考:MBCニュース公式YouTube)
この動画のコメント欄を見てみると、
- ここまでして韓国に来てくれる人たちを歓迎します。いい思い出を作ってください。
- 韓国でいい人にたくさん出会ってくださいね。安全な旅を。
- また来たいと思ってくれるような国にするために親切に、そして外国人をだますような行動はやめさせるようにしたいですね。
このようなあたたかいコメントであふれていました。多くの韓国人がこの現象に驚きつつも、喜んでいる様子が見えます。
ほかにも、筆者は在韓日本人たちが務める韓国観光サポーターをしているのですが、ここ1カ月で旅行の話や体験ツアーがかなり増えていて、観光面でも多くの期待がされているのを感じています。
ちなみに筆者のInstagramでは韓国の観光地をおすすめしています。少しマニアックな観光地が多いですが、もし気になるかたはぜひのぞいてみてください。
また、6月10日から韓国人も団体旅行であれば日本に行けるようになりました。その影響で、旅行会社の日本担当者は大忙しだそうです。(参考:MBCニュース公式YouTube)
いまは団体旅行のみなので、予約が必須です。また、いまから予約をしてもすぐに行けるというわけではなく、7月末から8月の夏休みシーズン、9月の紅葉や冬の温泉旅行が可能だとのことです。
筆者が日本語を教えている生徒もすでに何人かが申し込みをしたようで、「先生!8月の授業は変更お願いします!」「7月末の授業はオンラインでお願いします」との連絡をいくつも受けました。
約3年間、日本への観光ビザは発行されていなかったので、本当に心待ちにしている人たちが多いです。
筆者が教えている生徒のなかには、まだ日本に行ったことがない人も何人かいます。リアルな日本を早く経験させてあげたいと思っていたので、このニュースはうれしかったです。
とはいいつつも、この団体旅行はガイドラインが17ページもあり、とても複雑。そのなかには「レストランで食事をシェアしてはいけない」という文句もあります。
予約もかなり難しいうえにツアー代が高いので、「日本には本当に行きたいけどいまはちょっと…」と話す生徒さんがほとんどでした。
早く新型コロナウイルスが流行する前のように、日韓を自由に行き来できるようになればいいですね。
- image by:Unsplash
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。