みなさんこんにちは、スピリチュアルカウンセラー/ヒーラーのみちよです。メルマガでは、あらゆる角度から”気づきのコラム”を書いてお伝えしています。
きょうは、パートナーに「付き合っているのだから(結婚しているのだから)、理解できるでしょ」「気持ちを受け止めてくれるでしょ」「願いを叶えてくれるでしょ」と思ってしまう原因についてお話しします。
愛で満たされた感・愛が足りない感
恋愛では、どうしても「相手になんとかしてもらいたい…」と思ってしまうもの。
「付き合っているのだから(結婚しているのだから)、理解できるでしょ」「気持ちを受け止めてくれるでしょ」「願いを叶えてくれるでしょ」という風に。
でも、本当に残念なことなんですが、あなたのパートナーがどんなに優しくて頭のいい人であったとしても、こちらのことを100%理解し、気持ちを受け止め、何でも思いを叶えてくれる…ということはありません。
だから、付き合っても(結婚しても)「こんなはずじゃなかったのに…」と失望を感じてしまうこともあるのですね。
こういう悲劇は、年齢にかかわらず起きます。
「相手にどうにかしてもらおう」という期待が大きければ大きいほど、そんな期待外れ感を持つ羽目になると思います。
わたしの周りでも、いま離婚話をしているカップルは50代。長年連れ添ってきたけど、何十年も一緒にいてもやっぱり「相手がこちらをわかってない!」ということが許せないと言います。
そもそも、男女間でうまくいかない大きな原因がこんな「相手がこちらの気持ちを汲んでいない!」というものだったりしますから、最初からこんな期待を外してみたらいいのではないかなと思います。
しかしながら、一緒にいるからこそ期待をしてしまうのは人間の性。それは多少なりとも仕方がないこと。
だから、相手から自分がほしいような愛が来ることをある意味「ボーナス」だと思うことにしてみるといいのではないでしょうか。
ボーナスだから当然、毎月は出ない。時折出るからこそ、ありがたみ、嬉しさが倍増する…そんな形にしてみるのです。
その代わり、自分で自分に「ほしい愛」を与える。人に期待するのではなく、しっかり、きちんと自分を満たすことをしていく。
そんな愛はある意味、毎月の「サラリー」として自分が稼いでいくようにする。そんな風に愛を自給自足すると、不足を感じなくなっていくと思います。
「私はこれだけやってるのに!」と思ってしまうとき
人がパートナーに「わかってほしい」と思うときには、実は自分が自分のことを「わかっていない」ときだったりするのですね。
本当は、自分自身が自分をよく理解して受け入れているのなら、他者にそれを「わかってほしい」とは思わないのです。
また、パートナーに「わかってほしくなるとき」というのは、エネルギーが自己犠牲になっているときでもあります。
愛がほしいがゆえに相手にサービスしすぎてしまい、見返りがこないことで「私はこれだけやってるのに!」「なんでわからないんだ!」となってしまうのです。
自分に「ほしい愛」を与えるというのは、自分自身をしっかりと受け止め、自分に嫌な思いをさせないということ。
だからむしろ、パートナーに「わかってほしい」と思うときは、自分への愛が不足している…ということでもあるのです。
こんなときには、「愛が不足しているのは、相手が与えてくれないからだ」と、原因を外に見出してしまうと思います。
でも、最初にお話しした通り、このような「外から与えてもらう愛」には限界がありますから、このような意識でいると、いつまでも不足感を持ち続けてしまうでしょう。
愛で満たされた状態は、相手からやってくるのではなく、自分自身が「どれだけ自分にほしいものを与えているか」で決まります。
自由がほしいのなら、それを自分から奪わないこと(自己犠牲は自分からすべてを奪っています)。無理をさせたり、嫌なことをさせるのも、ほしいものを与えているとは言えませんよね。
自分がほしい愛って、自分のなかからしか生まれないし、与えることもできません。毎日仕事で働いて自分の生活を守っているように、毎日愛を自分で生産して自分に与えることはむしろ理にかなったこと。
他者からくることもあるけれど、それは「臨時支給」。だから、あまり期待しないこと。
…実はそんな風に「愛の自給自足」をしていると、思いがけず「ボーナス」の頻度が増えるのです。
「こうしてほしい」「こんな風に扱ってほしい」など一切言わなくても、どういうわけだか相手が優しくなり、「こういう風にしてほしかった」という理想の形で愛情をかけてくれたりするのですね。
自分を愛で満たすことは、自分の仕事。それはパートナーがいようがいなかろうが同じで、死ぬまで続く「ライフワーク」でもあります。
あなたが自分を「自分がパートナーからそうしてほしい形」で扱うと、あなたがほしかった愛は、もうそこにあることに気づけますよ。
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