整理収納作業をはじめ、イベントやセミナーの講演やキッチンショールームでの収納コーディネートなどを行なっている整理収納アドバイザーの岩佐です。
私たちの暮らしに欠かせない3大要素といえば「衣・食・住」です。この3つが使いやすい状態であれば暮らしも快適になっていくでしょう。
そこで今回は、3大要素のなかの「衣」に焦点をあてていきます。生活をするうえで毎日することは洋服を着ること。当記事では、毎日の洋服選びがラクになるクローゼット収納をご紹介します。
快適なクローゼットに「整理」は必要不可欠
現在、クローゼットのなかがパンパンで、「ハンガーにかかっている洋服が選びづらい」「着たい洋服やモノが見つからない」「とりあえず隙間に衣類やモノを詰め込んでいる」「全く着ていない服がたくさんある」という方はいませんか?
どれかに当てはまる人は、全く着ていない衣類や使っていないモノがクローゼット内にあることでしょう。
洋服を着るために毎日使うクローゼット。快適にしていくためにはこれらを改善していく必要があります。
そのためには“洋服(モノ)の整理”は欠かせません。着ていない洋服、全く使っていないモノを取り除いていきましょう。
処分対象の洋服の判断基準とは?
ここでは、衣類の処分対象となる判断基準をご紹介します。ぜひ整理の際の参考にしてくださいね。
1年以上着ていない
1年以上着ていない衣類は処分対象です。自分のなかで処分期限を決めていかないと、着ていない服がクローゼットのなかでどんどん増えていき、パンパンになっていきます。
なお、冠婚葬祭用の衣類は、1年以上着ていなくてもいざというときに必要な物になるので残しておきましょう。
着ていないには何かしら原因があるのです。原因を客観的に知るとより手放しやすくので、次で紹介します。
汚れ、破れ、ボタンがない、毛玉が取れないなどの洋服
これらは、いま着ていなければ今後も着ない洋服の代表例でしょう。いま補修をして着る服として残すのか、やはり着ないのかを判断していきましょう。
サイズが合わない
一度着てみて、サイズが合わない洋服は今後も着ない可能性大です。
たとえば、いまダイエット中でその服が着られるようになるのが目標という場合は、お気に入りの洋服だけ残しておくとよいでしょう。
「今後痩せたら…」「今後ダイエットしたら…」という理由でクローゼットに入れておかないように!
もう着ないのに購入時に高かったモノ
もう使うことはないとわかっているのに、高かったから手放せないという理由もあるかもしれません。
洋服は着られてこそ、生かされるものです。そして、着ないまま一生持っていてもお金が戻ってくるわけではありません。全く着ないで持っていることが一番もったいないことです。
もちろん、絶対ごみとして処分しなければいけないというわけではありません。着ていない原因を知ることで手放せることがありますし、リメイクなど別の活かし方もあります。モノと向き合う時間を作ってみてくださいね。
それでも悩むモノは「保留ボックス」に
どうしてもいまは手放す判断ができない場合は、いつも着ている洋服と一緒にはせず、保留ボックスを作って、そのなかに入れて期限を決めて保管しておきましょう。※保管期限:1年が理想、最低でも2年まで