いま読まれてます
5 件若いころは周囲に独身の人が多く、出会いを求める人がいれば恋愛に発展する機会もあったけれど、異性に興味がなかったり仕事が忙しかったりしてひとりの人と向き合う経験が少なかった、という人は少なくありません。
そのままアラサーになり、誰かと出会っても経験のなさが邪魔してうまく関係を進められず、恋愛から遠ざかったままアラフォーになると、孤独な自分への焦りは一層募ります。
「もうこんな年だし」と他人との関係を諦めてしまう人もいますが、経験の少ない自分は意識と実践で変えていけるもの。
きょうは、「おとなの恋愛下手」をどう克服するかについて、お伝えします。
アラサー以降で顕著になる、「異性との付き合いに慣れていない人」の違和感
image by:Unsplash
10代や20代では、その場の勢いや未知への興味から恋愛に意欲的で、出会いを求めるのも異性との関係を楽しむのも、機会はたくさんありました。
その人に深い愛情を感じ、努力する喜びやすれ違う痛みを知り、人間のいろいろな面を知ることで自分についても多くの発見ができるのが恋愛です。
相性のよい人とめぐり逢い、そのまま幸せな関係を築ければいいですが、そもそも恋愛に興味がなかったり、ほかのことに意識が向いて異性との触れ合いが少なかったり、経験を積めないまま30代になる人もいます。
アラサー以降では、「それなりに経験のある人」と「異性との付き合いに慣れていない人」では接し方に大きな違いがあり、「この人、恋愛してこなかったのだな」とわかると好意が萎えてしまうのもよくあること。
理由は、「好きな人を大事にする、ふたりの関係のために努力する」ことができないからで、自分はがんばっていても相手が同じ目線に立てていないと関係を続けるのは難しくなりますよね。
ほかにも同じ経験値の人がいると思えば早々につながりを切って次に向かおうとするのは自然なことで、残された側は敬遠された理由がわからないまま、自信を失います。
「自分ではダメなのだ」と思うと引っ込み思案になり、恋愛に憧れながらも出会いを活かせないのが恋愛下手な人。
30代からは結婚する人が増え、独身者が減ると異性と知り合う機会すらつかむのが難しくなり、未婚独身のまま40代に突入します。
孤独で恋愛がうまくいかない自分に悩む人は多いですが、恋愛下手は意識の持ち方と実践で少しずつ変えていけるのも事実です。
では、どんな点を考えればいいのでしょうか。
「関係はふたりで築くもの」という意識
image by:Unsplash
恋愛下手な人の特徴として、受け身で関係の維持を相手任せにする傾向があります。
デートの約束からランチに行くお店まで、決めるのは相手であり「それを受け入れるのが愛情」と勘違いしている人は本当に多く見ます。
相手の意思に委ねることで愛情を伝えていると当人は思っていますが、相手にしてみれば「何でもこちらが決めないといけないプレッシャー」がつきまとい、積極的に提案しない当人を見れば本当に自分は好かれているのかどうか、不安を覚えるのが実際。
また、「好きなら動いてくれるだろう」と自分への好意に甘え、何かしてくれるのを待ち望んでそれに応えるやり方しか思いつかない人もいます。
片方に負担のかかるつながりでは、せっかく芽生えた好意を育てることができません。
関係は対等です。そして、居心地のよいつながりはふたりで一緒に築くもの。お互いに努力していると実感することで愛情は強くなり、好きでいる自分に自信を持てます。
経験が少ないと、デート向けのお店を知らないし相手が喜ぶプランも想像できずに悩みますが、そんなときこそ相手に「どうすればいいか、どうしたいか」を確認するのが最善。
「そんなことも知らないのと思われそうで怖い」という声を経験値の低い人からは聞きますが、自分がどんな印象を与えるかにこだわると肝心の相手の気持ちが見えなくなり、楽しいコミュニケーションが取れなくなるほうが問題です。
わからないなら潔く尋ねる姿が、相手にとっては心を開いてくれている証になります。
「関係はふたりで築くもの」の意識があると、相手と同じ目線でいろいろなことを考えられるようになり、ふたりにとってよいやり方を話し合っていけるもの。
相手の意思を確認し、自分からも一緒に楽しめるやり方を提案していく勇気が、愛情の芽をまっすぐ育てるために大切な栄養です。
1 2
5 件