「こうなりたい」ではなく「こうなりたくない」をモチベーションに
結局、最終的には人間って「こうなりたくないから!」というところに着地する生き物です。
「こうなりたい!」と目標を持つことより、「こうなりたくない」「これはやりたくない」「これだけは食べたくない」「こう見られたくない」と、「最悪」のシチュエーションを想像する方が結果を出せるのです。
「こうなりたい!」は理想。つまり、「なれっこないし」という気持ちがどこかにある。理想は所詮、理想。私がジェニファー・ロペスのようになりたい!と思っても、無理に決まっている。努力しても無理なもんは無理!顔も骨格も違います。
なのに、世間では、「努力は報われる」だとか、「夢は叶う」とか、キモチの悪い応援歌があったりするし、他人の無責任な「頑張れ!」の言葉に左右されてしまう。
やっぱり、「こうならないためには?」「これをやらずに済むためには?」「これを食べずに済むためには?」という「現実を想像する」ことが大事だと思います。
このままいけば、人工透析…とか、このままいけば手術…とか、このままいけば車椅子…とか。今現在のなれの果てを想像するに尽きるのです。
現に私は体つくりのプロ、元女性ボディービルダーさんについて2カ月トレーニングを続けました。
モチベーションが続いたのは、「お金を無駄にしないため」でした。そのモチベーションさえあれば、後は摂取と消費のバランスを考えただけ。邪道な道を選んだのです。
気持ち悪くなるくらい好物を食い漁りました。もう、しばらく喰いたくない…と思うほどです。夜ごはんがドーナツだったり、昼ごはんがケーキだったり…。絶対に人には勧められない邪道な道を歩んだのです。
そして見事に8kgの減量、体のサイズも変わりました。「野菜中心の食生活」は嫌だったし、「鳥のムネ肉」は嫌いだし、偽物の砂糖は吐くほど苦手だったし、カップ麺やパスタをしらたきで代用なんて、やりたくなかったのです。
どうしたら、こういうものを食わずに済むか、どうやったら好きなもの、好きなだけ食って体重を落とせるか?
私が目指したものは、ジェニファー・ロペスではありませんでした。犬連れで散歩したとき、膝を痛めてよろよろして、「おばさん、大丈夫ですか?」なんて声をかけられたくない!モチベーションはこれに尽きるのです。
犬を散歩するときに、私が車椅子…。絶対嫌!!と思ったからなのです。
「こうはなりたくない!」という気持ちを強く持つこと。このままいくと、どういう現実が待ち受けているか?を想像するだけでいい。こっちの方が、目標は達成できる。覚えていてほしいです。
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