こんにちは。無料メルマガ『「親が心配するほど勉強に夢中になる、子供への関わり方講座』で、もともと勉強嫌いで内申29だった息子を早慶附属高校3校に合格させたメソッドをお届けしている、子どもへの関わり方アドバイザーの菊地カホコです。
きょうは私のメルマガから、「子育てで言わないほうがいい言葉」と「娘に伝えたい将来設計の考え方」をご紹介します。
「〇〇であるべき」には要注意!
最近、自分自身のことを深堀りして考えることが多いのですが、それで驚くのがいかに自分の思考が母の思考に似ているのかということです。
私の母はとても心配性なのですが、私はもともとの性格はどちらかというと父に似ていて子どもの頃は全く心配性じゃなかったんですよね。
でも、私は母親っ子だったので母からの影響をとても強く受けていて今は子どもの頃に比べてずっと心配症になってしまっています。また、思考や価値観も母からの影響をとても多く受けています。
母は自分がずっと専業主婦で、本当は仕事をしたかったという気持ちを持っていたので、かわりに私にそれを達成させようとしました。そのため、私は母に小学校時代から強制的に勉強をさせられてきました。
結果、私は母の影響を受けて、ずっと「人生において良いことは、仕事で成功して沢山稼ぐことだ」という思考で生きてきたんです。母に勉強させられたお陰で私は大学受験、公認会計士試験までは無難にクリアすることができました。
でも、会計士の仕事が全く自分に合っていなかったのに「人生において良いことは仕事で成功して、沢山稼ぐことだ」という思考を持っていたので仕事で成功しきれない自分を責めて結構辛かったです…。
このように親の思考は子どもにコピーされてしまうので親は「自分の思考のクセが、子どもを苦しめることになってしまわないか」について、考える必要があると思います。
具体的には「自分は〇〇であるべき」という思考を持っていると、「べき」に反すると、自分を責めてしまうことになりますよね。その結果、子どもも親と同じく「自分は〇〇であるべき」と考えるようになり、それができなかったら自分を責めるようになります。
「自分は〇〇であるべき」という思考は「ありのままの自分には価値がない」という思考と同じです。子どもが、「ありのままの自分には価値がある」と思えるようになるには、まず親が「ありのままの自分には価値がある」と思えることが大事なんですよね。
いつも、つい自分のことを責めてしまうクセがある人は子どものためにも、自分を責める思考を変えていくことをおすすめします!