MARCHに落ちて早慶に合格することはある?
こんにちは。無料メルマガ「親が心配するほど勉強に夢中になる、子供への関わり方講座」で、もともと勉強嫌いで内申29だった息子を早慶附属高校3校に合格させたメソッドをお届けしている、子どもへの関わり方アドバイザーの菊地カホコです。
高校受験に関するとあるインターネット掲示板を見ていたら「MARCH落ちて早慶3校合格した」というコメントに、「MARCHと早慶は2ランク違うから、そんなのあり得ない」という返信がついていました。
でも実際は、MARCHに落ちて早慶に合格することは普通にあります。息子の友人にも2人います。
息子は、滑り止めで栄東を2回受けてそのうち1回落ちていますが、早慶附属3校に合格しています。
受験はまさに「水もの」なんです。
特に私立上位校は、早慶附属など、ほぼ本番の試験の結果だけで合否が決まるところも多いので、いつもはできていても当日大きなミスをして落ちることもあるし、合格レベルじゃなくても当日たまたまできる問題が出題されて合格することも十分あるんです。
よく「もう一度同じ受験者で受験をやり直したら、合格者の半分が入れ替わる」といわれていますが、その通りだと思います。
私の大学受験のときに、塾の先生が「とにかくたくさん受けてください。そうすれば、どこかに受かりますから」っていっていましたけど(笑)。でも、ホントにそうなんですよ。
しかも、高校受験は全員が現役生なので、勉強するのを止めなければ受験の前日まで実力が伸び続けます。
いまの時期に模試の結果が悪かったりすると、かなり焦ったり落ち込んだり志望校を迷ったりしてしまうこともあるかもしれませんが、私は受験までまだ時間のあるいまの時点で第一志望校を下げる必要はないと思っています。(公立校で内申点を勘案して、絶対に無理な場合は別ですが)
受ければ受かる可能性はありますけど、受けなければ絶対に受かりませんからね。
第一志望校をたいして行きたくない学校に下げたら、モチベーションも成績も下がって、すべり止めも危うくなるんじゃないかな?
都立・県立高校へ進学を強く希望しているのだったら、1校しか受けられないので悩ましいかもしれませんが、私立高校が第一志望だったら、かなりたくさんの学校を受験できますから、ちゃんと滑り止めを受けておけばいいですよね。
もし子どもが落ち込んでいたら、最後まで必死で頑張り切れば可能性は十分あることを親が教えてあげて、子どものお尻をたたいてあげてほしいです。
本当の勝負はまだまだこれからです。