こんにちは。韓国在住歴3年、日本語教師でライターのHAZUKIです。Webメディア「by them」で、韓国の今を切り取り、生の情報をお届けしています。
コロナ禍でもう2年ほど日本に帰国できていない筆者。以前、この記事(在韓日本人が恋しく思う「韓国にはない日本の魅力」)のなかで、「帰国できたら日本でしたいこと」のひとつとして、「“戦場”じゃない温泉に行きたい!」と書きました。
なぜって、韓国の女湯はかなり怖いからです…!
今回は、その怖い温泉エピソードをもっと知りたいというリクエストをいただいたので、筆者がみた「韓国の女湯事情」をご紹介いたします。
これはあくまで女湯に限った話です。また筆者の行ったことのある温泉について書いているので、韓国のすべての温泉がそうだとは言い切れません。
韓国人夫の話によると、男湯はいたって平和なんだとか。韓国のおばちゃん、強しです。
おばちゃん強し!…韓国の女湯事情
1.韓国の女湯には“ナワバリ”がある
韓国の温泉では各々のナワバリが存在します。人はいないのに、シャワーの椅子や鏡の前に物が置いてあるんです。ですから、筆者のような新参者は立ちシャワーを利用します。
物が置いてあっても別に使っていいはず(むしろ使ってないのに場所をとってる方がおかしい)なのですが、若い女性がシャワーを使おうとしておばちゃんと言い合いになっているのを目の前で見てしまったんです…。
明らかに間違っているのはおばちゃんなので、言い合えば勝てそうな気がしますが、言い争いになるぐらいならあきらめようと思ってしまった筆者の負けですね…。
日本では温泉での場所取りなんてとんでもないマナー違反ですし、“場所取りはご遠慮ください”という張り紙もあります。
しかし韓国の温泉(女湯)は、まだ無法地帯です。手を出せば大変なことになります。
2.裸で井戸端会議
日本では温泉に入るとき、女性であればタオルで大事なところは隠す人が多いかと思います。しかし韓国の女湯では、みな堂々と歩きます。
おばちゃんたちは浴場の横や、更衣室などいたるところで井戸端会議をしているのですが、そのときもすっぽんぽんです。髪を乾かすときもすっぽんぽんです。
ここも日本と違うなあと感じました。みんな隠さないので、韓国は意外と服を着ていれば見えないところにタトゥーをしている人が多いんだなぁということもわかりました。
筆者は最初、いつもの癖で隠しながら入っていたのですが、逆に目立つ感じがしたので、途中からは郷に従いました。
不思議なもので慣れたらなんともないです。ただ、この癖が残っていると日本で目立ちそうなので気をつけようと思います。