整理収納作業をはじめ、イベントやセミナーの講演やキッチンショールームでの収納コーディネートなどを行なっている整理収納アドバイザーの岩佐です。
家の中に必ずあるといってもいい「取扱説明書」。取り扱い説明書が家のなかにあふれて困っているという方はいませんか?
説明書を見たいときにすぐに見つからなかったり、新しい説明書がどれなのかわからないなどお悩みの方は必見です!
今回は、説明書が家にたくさんあってもすぐに見つけることができる、かんたんな収納術をご紹介します。
用意するもの
我が家ではキングジムのリングファイルを使っていますが、どこのメーカーのものでも大丈夫。
ただ、説明書はひとつのリングファイルに何冊も入れるのでしっかりとした素材のものを選ぶと取り出しやすく使いやすいです。
また、取り扱い説明書はA4サイズかそれよりも小さいものが多いので、リングファイルはA4サイズが入るタイプのものを選ぶとよいでしょう。
説明書を入れるクリアファイルも丈夫なもので、できればマチ付きタイプを選ぶと分厚い説明書にも対応できますし安定感があっておすすめです。
収納ポイント
使いやすさは「分類」が肝!
取扱説明書を見つけやすくするには、さまざまある説明書の分類が肝になります。この分類がよく分からない方もいらっしゃるでしょう。
大きく「説明書」とひとくくりにしてもっていても探しづらいですよね。
また、現在「白物家電」、「季節家電」、「パソコン関係」などと分類されている方もいらっしゃるかもしれません。
それもありなのですが、テレビの説明書を見たいときに「何家電だっけ?」と迷ってしまう可能性もあります。そこで我が家では誰でもわかるかんたんな分類にしています。
収納は、複雑化せずシンプルに
分類は細分化させると見つけるのに時間がかかったり、複雑になってしまう可能性もあります。また、説明書のなかには保証書もあったりします。
「保証書は別で保管した方がよいのでは?」と思い収納を細かく分けるよりも、説明書と一緒に入れてしまえばシンプルでわかりやすいです。
収納場所は、「一括収納」がおすすめ
これから取扱説明書の収納の作り方を紹介しますが、ファイルを収納しておく場所は使う場所の近くに置いておくよりも一括で同じ場所にまとめて収納しておく方がシンプルでわかりやすいです。
「取扱説明書が見たかったらあの場所に行けばすべて揃っている」という空間にしてあげたほうが、自分だけでなく家族との共有もしやすくなります。
説明書はリビングでじっくり見るという方も多いでしょう。それならリビングの収納スペースに、一括収納しておくという感じです。
「取扱説明書」収納の作り方
それではここからは我が家の取扱説明書の収納の作り方を紹介します。いたって簡単なのでぜひ取り入れてみてください。
1. 家のなかにある取扱説明書を集める
まずは、家にある取扱説明書を集めましょう。
2. 必要のない説明書は処分する
必要のない説明書がある場合もあります。たとえば、もう使っていない家電製品の説明書や買い替えたことで必要のなくなった説明書は処分してしまいましょう。
これらが家のなかで混ざることで、いま必要な取扱説明書がわかりづらくなってしまいます。
3. 「使っている部屋ごと」に取扱説明書を分ける
我が家では、白物家電や季節家電などでファイル分けはしていません。どの部屋(場所)で使っているかといたってシンプル。
リビング、寝室、キッチン、洗面所、アウトドア(外使用)といった感じです。
リビングで使っているモノならリビング、寝室で使っているモノは寝室でまとめていきます。子どものモノの説明書が多ければ「子ども」で分類を作ってもよいでしょう。
基本どこで使っているかで振り分けるだけなのでとてもかんたん。「これは季節家電?白物家電?」などと分類で考える必要もありません。
ちなみに我が家はマンションなのですが、マンションの設備関係の取説はお返しする必要があるためマンション用で一冊にまとめています。
この方法によって、テレビやエアコンなど何台も所有していてもかんたんに見つけられるようになります。
4. リングファイルを用意する
取扱説明書の数はお宅によってさまざま。我が家ではひとつのファイルで2つの場所の説明書が入っています。
持っている数を見ながらリングファイルを購入しましょう。
5. 説明書のリストを作成する
あとは説明書のリストを作ります。順不同でOK!
このとき、番号と説明書名を必ず明記しておきましょう。リストは手書きでもパソコン入力でもどちらでもOKです。
リストを作ったらトップに入れておきます。
6. クリアファイルに番号シールを貼っておこう
説明書を入れるクリアファイルに上から順番に番号シールを貼っていきましょう。
番号シールはネットショップでも売られています。もちろん、自分でシールにマジックで番号を書いても大丈夫です。
7. 表側にもラベルを貼っておこう
どの場所の取扱説明書が入っているのかすぐにわかるよう、表側にもラベルを貼っておくとよいでしょう。
これで完成です。
あとは、リストから見たい取説名を探し、その番号のクリアファイルを開くだけ。
冷蔵庫やテレビなども買い替え時にはいま入っている説明書と交換してあげればいいですし、リストに記載のない新たな説明書が入ってくればリストに追加するだけです。
また、使わなくなった説明書も処分しやすいですよ。リストは書き換える必要がありますが、手書きで書き換えればOKです!
家族との共有にもおすすめ!
「どこで使っているか」だけで分類しているため、誰もが理解しやすいファイリング収納になっています。
また、一括収納はそこに行けば必ず説明書があるというメリットも。
収納は自分だけでなく自分以外にもわかりやすいのが理想です。この取扱説明書の収納術は家族との共有にもおすすめになります。
「どこで使っているのか」で分類しよう
モノの分類をしなければいけないことはわかっているという方でも、分類の仕方が難しくてうまくいかなかったり、途中で挫折してしまったという方もいらっしゃるかもしれません。
この方法なら、「どこで使っているのか」で分類するだけなのでシンプルでとてもかんたんです。
モノの振り分け時もスムーズに進みますし、とにかく探しやすいです。ぜひ試してみてください。
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