整理収納作業をはじめ、イベントやセミナーの講演やキッチンショールームでの収納コーディネートなどを行なっている整理収納アドバイザーの岩佐です。
収納空間では、奥行きが狭いということがあります。そんなとき、どう収納をすれば空間を有効活用できるのかわからないという方もいらっしゃるでしょう。
今回は、奥行きが狭い場所を便利に使う収納方法を紹介します。
奥行きが狭いのはデメリットだけではない!
奥行きが狭いとどうしても収納できるモノが限られてきてしまいます。
しかし、新たに収納スペースを作ったり、収納家具などの収納を増やしても圧迫感がありません。
また、奥行きがありすぎると奥にあるモノが取り出しづらいということが起こります。
そのような場合、手前と奥で収納を分けたりしますが、どうしても手前のモノをどかして奥のモノを取り出すというアクションが必要になってしまいます。
逆に、奥行きが狭い収納空間ならサッと取り出せるというメリットがありますね。
また、奥行きがない分、「見える化収納」しやすいというのも嬉しい特徴です。
このように、奥行きが狭い収納空間は、意外と使いやすい収納空間でもあるのです。
奥行きが狭い収納スペースに収めるとおすすめのモノ
奥行きが狭い収納スペース。実際にどのようなモノを収めると便利なのでしょうか?
本の収納
奥行きの狭い収納空間は、本の収納としてもおすすめです。
- 文庫本のサイズ:A6判(105×148mm)
- 単行本のサイズ:B6判(128×182mm)や四六判(128×188mm)
- 新書判や漫画の単行本など:(103×182mm)(105×173mm)
本のサイズはさまざまで上記以外にもたくさんありますが、文庫本や単行本などのコンパクトサイズの本の収納にも向いています。
ほかにも、DVDなどの収納にもぴったりです。
細長いモノの収納
奥行きがないけれど高さがあるスペースの場合は、ほうきやモップなどの細長い掃除道具の収納としても使えるでしょう。
このとき、そのまま立てかけておくよりもつっぱり棒を取り付けてS字フックを使ってひっかけておくと便利です。
小物収納
こちらは奥行きが10cm程度しかない収納ボックスになります。入れるモノは限られますが、細々したモノがごちゃごちゃしがちな場所で使うと便利です。
たとえば、洗面台なら香水やヘアワックスなど小物収納として使っても便利ですね。薄型なので洗面台の壁にくっつけて置いても圧迫感がなく、じゃまになりません。
新しく収納を作りたい場合には、奥行きの浅い収納用品がおすすめです。