普段何気なくやっている行動が、実は「育ちが悪い」と思われてしまう行動かもしれません。
知っておけば、思わぬ悪印象につながるのを回避できるでしょう。
今回は、育ちが悪く見えてしまうNG行動をご紹介。実際に「この人育ちが悪い…」と思ったことがあるという人々のエピソードと共に見ていきましょう。
足でドアを閉めるなど、足癖の悪さ
「なんでも足を使う人は育ちが悪いなと感じます。足でドアを閉める人とか、足で何かを取ろうとする人…足癖が悪いって言うんですかね?そういうところを見てしまうとがっかりします」
そう話してくれたのは、つい先日仲良くなったママ友にがっかりしたという奏さん(仮名/35歳)です。
「児童館で仲良くなったママ友の家にお邪魔したとき、ママ友が部屋のドアを足で閉めたんです。えっと思って。そのあと、扇風機のスイッチを足でつけ、床に転がっていたおもちゃを足でどかし…しかもママ友の娘さんも、現在4歳なんですが、母親と同じように足でいろいろやるんですよね。それを我が子も真似しようとするので、本当に困りました。育ちが悪い人とは遊ばせたくないなってちょっと思っちゃいましたね。家に帰ってから、足でドアを閉めた我が子に夫が注意したので、我が子はそれ以降足を使わなくなりましたが…」
しばらくして、子どもが幼稚園でママ友の娘に『どうして足でドアを閉めるの?』と聞いてしまったことがあったそう。
『私はこの間パパに怒られたよ!ドアが傷つくからダメなんだよって!』という言葉つきで。
「そしたらその子は『ママもパパもこうやってやってるから』と言うだけ。ママ友の耳に入ったらどう思われるだろう…とヒヤッとしましたが、ママ友は特に報告を受けていないのか、その後も私と普通に話してくれています。こっちは、育ちの悪い方とはあまり深いお付き合いをしたくないなというのが本音なんですけどね」
言葉遣いが汚い
「言葉遣いって育ちのよし悪しが顕著に表れる部分だと思います。見た目はすごくお嬢さまで綺麗な女友達がいたんですが、言葉遣いがとっても汚くて、育ちが悪いんだなぁ…と引いてしまったことがあるからです」
桃子さん(仮名/25歳)が話してくれたのは、大学時代のエピソードです。
お嬢さまのように可憐な見た目で、男女ともに憧れの的だったという当時の友人、春香さんがまさに「言葉遣いが汚い女性」だったそう。
「春香はルックスがとにかくよくて、ファッションセンスもあり、いつもニコニコしていてかなりモテてました。でもいざ恋人ができると、あまり長続きしないんですよね。その理由が、まさに言葉遣いの汚さ。私も仲良くなってから初めて知ったのですが、相手のことを平気で『お前』と呼ぶんです。お前呼びする人がとにかく苦手な私はその時点でドン引き。友達のことを見下しているように見えて最悪でした」
特に印象に残っているのが、大学時代に友人4人でドライブに行ったときのこと。
「私と春香と、同じ学部の女友達2人、合計4人で日帰りドライブに出かけました。春香は免許を持っておらず、私と友人たちで変わりばんこで運転をしていたんです。それで高速に乗ったとき、春香が突然『お前高速だからってビビりすぎ、もっとスピード出せよ』とか『え、前の車マジ遅くね?』とか言い出して…挙句の果てに『この車ボロすぎ!全然スピード出ねぇじゃん』って笑いだすんです。友人の車だったのですが、それで友人がぶちぎれてしまい…とはいえ高速の途中で降ろして帰ることもできなかったので我慢してましたがね。最後、ガソリン代をみんなで割り勘しようって言ったら『ケチくさっ』と言われて、もう我慢の限界を迎えました」
言葉遣いはもちろん運転手への礼儀やマナーも何もなく、散々暴言を吐いているだけだった春香さん。かわいい顔でニコニコ笑いながら文句を言ってくるのが、余計腹が立ったといいます。
結局そのまま4人で遊ぶことはなくなり、自然と桃子さんも春香さんとの距離を置いたんだそう。
「言いたいことがあったとしても言葉遣いには気をつけるべきだし、乗せてもらっている立場なんだから、言っていいことと悪いことがあるよと言ったら『うざ』の一言で終わり。そりゃ、彼氏ができても長続きしないよね…と、心の中で思ってしまいました」