こんにちは。会社員であり、保育士としても活動する2児の母、ちほです。
自身の子育てや親の介護を通して学んだ知識を、無料メルマガ「親子のゴールデンタイム~育児と介護の成長日記~」にて発信中。
母になって、数年…気がついたら、のび太くんの「ママ」だったり、ちびまるこちゃんの「すみれさん」のように「私、ガミガミ怒ってばかりじゃん…」と自分がオバサン化している現実に幻滅したことはありませんか?
…って、少し前の私のことなんですが。もちろん、子育てをしていて、子どもに人として「いい」「悪い」を普段から教えること、ディスカッションすることは重要です。
ただ、必要以上にガミガミ言い続けていたら、その家庭の雰囲気や幸福度は落ちてしまいますよね…。
夫は「妻はいつもキレてるなぁ」と自分には笑顔を向けてほしいと望むでしょうし、子どもたちは「ママ、また怒ってる~」という感じで、残念ながら本人に伝わっていません。
ガミガミ言った分、母親の幸福度も落ちるし、なんか老けた気がするし、いいことナシです。
叱ることを最小限で済ませるには?
実は、叱ることを最小限で済ませるためのコツがあります。
それは、子どもが0歳のころから、笑顔のときも、泣いてるときも、あたたかく応答的に関わり、信頼を積み重ねて家庭を「安全基地」に作り上げることです。
多くの場合は、母親(家庭によっては、おばあちゃんでもお父さんでも)と子どもの間に愛着の絆がしっかりと強固なものになっていれば、叱ったり怒鳴ったりしなくても、
声のトーンや固まった表情だけで異変を察知し、子ども自ら行動にブレーキをかけ、安全基地に戻ってこようとするのです。
叱れば叱るほどよい子になるわけではなく、愛着の絆がしっかりしている子ほど情緒が安定し、物事に集中して取り組むようになります。そうすると、一人遊びや勉強してくれて親もかなりラクです。
愛着を作るうえで重要なのは、愛情を伝えること。0歳の子どもに向けてでも愛情を伝えるには、子どもの一挙一動に好奇心をもつことです。
そして、「わ!うんうん!ってうなずけるようになったね!」「まぁ!手でドアを押して閉めれるようになったね!」「ねんねの赤ちゃんが頭が地面から浮くようになったね!前より5分も長いよ~!」という具合に、子どもなりにどんな工夫をしたりチャレンジをしているのかに気づいて、その気づきを嬉しそうな表情で口に出して伝えることです。
これは、0歳の赤ちゃんにも伝わります。そして、毎日のように、誇らしげな「ドヤ顔」とチャレンジを披露してくれるようになります。
そうなれば、自主的に成長していくので、どんどん伸びていきますよ。
私は子どもが大好きなので、その子、一人ひとりの成長を発見するのも大好きで、喜びのひとつです。
そのことを、親御さんにも伝えて、一緒に成長を見守ると胸が熱くなり、とても感動しますし、子どものエネルギーを感じて私も元気になります。
なんだか、ガミガミ怒る気が失せてきたなと思っていただければ、うまく伝わったことになりますが…どうでしょうか?
本当に悪いことをしてしまったときは、涙ながらに「もうやめてね」と伝えるのが一番効く気がします。子どもは、母の涙はしっかりと記憶してくれるので。
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