こんにちは。韓国在住6年目、日本語教師でライターのHAZUKIです。在韓ならではの生きた韓国情報をお届けします。
今回は、「日韓のカルチャーショック」についてお話しします。
韓国人は「人の目を気にする」?
韓国人は、本当に人の目を気にします。
どんな会社に通っているのか、どんな車に乗っているのか、持ち家はあるのか、結婚しているのか…渡韓してすぐのころは、こんなことを普通に聞かれる度に戸惑っていましたが、いまは慣れてしまいました。
最近韓国に来てくれた日本人の友人や家族はこのようなことを全く聞かなかったので、逆カルチャーショックでした。
しかし最近は人の目を気にしすぎる社会に嫌気がさしている若者も多く、本屋さんに行くと「人の目を気にしない生き方」「本当の意味で幸せになる方法〜人と比べない〜」なんて本も目にします。
比べることに疲れた韓国の人は、日本の自分らしく生きる生活に憧れを持つ人も多いです。
最近はミニマリストも韓国ではやり始めたのですが、この部分も日本を参考にしているメディアやYouTuberが多いなと思います。
ちなみに筆者も(普通の韓国人と比べて)あまりほかの人の目を気にしないので、韓国ではすこし珍しいそう。「日本人らしい」「先生のような考え方をしたい」と言われることも多々あります。
「親子の距離感」が全く違う!
もちろん家庭にもよると思いますが、日本は親は親、子どもは子どもでそれぞれある程度の距離感を持って生活している人たちが多いですよね。
自分の家庭を持てば、そちらを優先することが一般的ではないでしょうか?
しかし韓国は儒教の国なので、結婚しても頻繁に実家を訪れたり、親の誕生日や記念日をお祝いしたり、家族行事に参加することが多いです。
親がなにかしたいと言えば叶えてあげたり、親孝行することで満足している人もたくさんいます。
親は自分を犠牲にしてでも子どもが自立するまで教育・子育てに力を入れるので、その恩返しと考える文化があるようです。
日本で筆者が韓国の感覚で実家にプレゼントをしたりお金を送ろうとすると、「とんでもない!気持ちだけ受け取る」と話していたのを思い出しました。
ちなみに義実家におこずかいとしてお金を送ったら、喜んで受け取ってくれましたね(笑)。
韓国の親や子どもに尽くしすぎる文化は少し疲れるなとは思いますが、そんな韓国人の姿を見て、日本の家族に何かしてあげようという気持ちになったのでよかったと思います。
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