食事のとき、クチャクチャと音を立てて食べるクチャラー。あなたの周りにもいませんか?
どれだけ仲が良い友達や恋人でも、クチャラーと一緒に食事をするのはストレスですよね。
今回は、クチャラーに指摘する方法を紹介します。指摘する派・しない派の意見も紹介するので、参考にしてみてください。
クチャラーの指摘は難しい?指摘する派・しない派の意見
クチャクチャと音を立てて食べる「クチャラー」。
一緒に食事をした相手がクチャラーだと、不快感を感じる人も多いですよね。
食事の際に口を閉じないで食べてしまうからクチャクチャと音が鳴るのですが、小さいころから習慣になってしまっていると、大人になってから自分で気づき、直すのはかなり難しいです。
本人は「おいしく食べてるんだからいいでしょ」「どんな食べ方をしようとその人の勝手でしょ」と思っているかもしれませんが、一緒に食事する側からすれば、どうにかして改善してほしいところ。
そのためには、まず「あなたはクチャラーです」と気づいてもらわなければいけません。
しかし、クチャラーに指摘するのは難しいと感じる人も多いですよね。
まずは指摘しない派の意見を見てみましょう。
指摘しない派
「他人の食事マナーを指摘するって、かなり勇気がいります…。言われたら傷つくし恥ずかしいだろうなって。だから指摘できません。でも不快なので、だんだんと一緒に食事はしなくなるかも、それで察してくれたらいいな…」
「クチャラーだって指摘して、逆ギレされたら怖いので言えません。『こっちの勝手でしょ!』とか言われそうだし、私が我慢すれば済むことなので…それに、どうしても嫌ならそっとお別れすればいいし」
「そもそもどうやって指摘したらいいんだろう…?『クチャクチャ音立てないで』とか『食べ方汚いからやめて』とかですかね?なかなか人に指摘するのって勇気がいりますよね。だってこんなこと言われたら、相手はほぼ傷つくじゃないですか。相手に傷ついてほしいわけじゃないので…」
このように、指摘しない派の人たちは、指摘する勇気がなかなかでないと感じているようです。
また、指摘された相手の気持ちを考えると、どうしても口にすることができないのでしょう。
たしかに、言われた側が傷ついて、関係性が変わってしまうような結果は避けたいですよね。
次に、指摘する派の意見も見てみましょう。
指摘する派
「家族や恋人ならハッキリ言います。友人同士だと言いづらいと思うので、やっぱり深い関係性の人が言うべきだと思ってます。それに言わないで放置していて、何もいいことないじゃないですか。食事に行くたびに知らないところで恥をかき、同行者も冷ややかな目で見られ、周囲の人は不快な思いをする…もちろん私もですが。気持ちよく食事をするためにも、ハッキリ『クチャクチャ音立てないで』と言いますね」
「ガツンと指摘して直してもらわないと、今後付き合っていけないので、長く付き合いたい相手なら正直に言います。恋人でも友達でも関係ないです。食事のたびに不快な思いしてたら、いずれ本人を嫌いになっちゃうと思うので、そうなる前に勇気を出します」
「オブラートに包んで話してみます。『口開いてるよ』みたいな。それで理解してくれなかったらはっきり言うし、それで逆ギレされるなら、その程度の関係だったんだなと思って潔くお別れします。一緒にいて不快になる人と無理に付き合う必要はないと思うので」
指摘する派は、「はっきり伝える」という人が多かったです。
最初は優しく伝えるという人もいましたが、伝わらないならやはりはっきり言うようです。
指摘する派の人たちは、相手のこれからを思うのはもちろん、不快な思いをしてまで一緒にいる必要はないと考えているから、ハッキリ意見を伝えられるのでしょう。
恋人や家族など近しい間柄だからこそ言えるという意見も多くみられました。
伝えるのに勇気は必要ですが、相手のことを思うのなら、指摘するのが優しさなのかもしれません。
クチャラーへの指摘の仕方とは?
指摘したほうが相手のためになるとはわかりつつも、具体的に「どうやって指摘すればいいの?」という人は多いでしょう。ここでは5つの指摘の仕方を紹介します。
ハッキリ「不快だ」と告げる
「クチャラーって長年の習慣になっているからなかなか治らないし、本人も自覚がない場合が多いので、はっきり『その食べ方不快だよ!』と告げました。案の定、本人は気づいていなかったみたいで反省していましたよ」
「曖昧な言い方とか遠まわしな言葉で注意しても伝わらないだろうなと思い、どうせ言うならとハッキリ言いました。本人はかなり驚いていましたが、それから気をつけるようになったようです」
家族や恋人など近しい関係ならハッキリ伝えたほうが早いかもしれません。ただし、喧嘩腰にならないよう注意が必要ですね。
動画に撮って見せる
「食事のマナー気をつけたほうがいいかもと彼氏に指摘してもわかってもらえなかったので、後日食事風景を動画に撮って見せました。自分の食べ方を客観的に見て驚いたみたいで、それから食べ方を気にするようになってくれました」
「ハッキリ言う勇気は出なかったので、複数人で食事しているときに何げなく動画を撮り、後日シェアしました。それで本人、『私ってクチャクチャ食べてる…?』って不安そうに聞いてきたので、『そうだね、ちょっと気になる』と言いました。いじわるな指摘の仕方だったかもしれないけど、見てもらうのが一番早い」
動画に撮って客観的に見てもらう方法は、相手に自分自身で食べ方の違和感に気づいてもらうことができます。
ただし、伝え方によってはいじわるに思われてしまうので注意しましょう。
恋人なら「直らないなら別れる」とはっきり伝える
「ハッキリ言うだけだと『気にしすぎだよ』とか『別に迷惑かけてないからよくない?』って言われたので、『直らないなら別れる』と言いました。それでようやく危機感を抱いてくれたみたいで、直りましたね。今も付き合ってますが、クチャクチャ食べはほとんどしなくなりました」
「元カレがクチャラーで、一度伝えたら『このほうが美味しそうに見えるだろ?』『母さんにも褒められたのに』なんて言い出したので、『私は無理だから、直す気ないなら別れて』って言いました。それは結構響いたみたいで、一生懸命食べ方を直そうとしていましたね」
恋人の食べ方がどうしても直らない、指摘しても本気で受け取ってくれないという場合は「別れる」とハッキリ言ってしまったほうが心に響くでしょう。本気で困っていると伝えたいときに有効な方法です。
「食べているときの音が気になる」とやんわり伝える
「『クチャクチャ食べないで!』とかハッキリ言うと場の雰囲気も悪くなるし、本人も恥ずかしいだろうなと思ったので、食べているときの音がちょっと気になるから気をつけてほしいと言いました。相手は女性だったので、もちろんほかに人がいないときに。それから本人、気をつけるようになりましたね。察してくれたみたいです」
「『食べてるとき口開いてるよ』と言いました。クチャラーだと指摘したわけではないんですが、本人が口を閉じて食べるよう努力したようで、だんだんと咀嚼音が気にならなくなってきましたね」
はっきり伝える勇気がないときは、言葉をやわらかくして伝えるのもおすすめ。
察しのいい相手ならしっかり気づいてくれます。
周囲の人と協力する
「どうしても彼氏のクチャクチャ音が嫌で、彼氏のお母さんに言っちゃいました。お母さんは『あら~気にしてなかったけど、言っておくね』と、私の代わりに彼氏に伝えてくれました。お母さんがもっと気にしてくれてたら…と思いますが、結果的に改善の兆しが見えたのでよかったです」
「友人同士で集まったときに『クチャラーって嫌だよね』みたいな話に自然に持っていきました。本人は最初自覚なかったみたいですが、『口開けて食べるからでしょ?』『不快だよね』という会話の流れを聞いて、自分も気をつけよう…と思ったみたい。直接指摘したわけではないので伝わるか不安でしたが、わかってくれて安心しました」
このように、周囲の人の力を借りて指摘するという方法もありました。
ただし言い方によっては「直接言ってよ」と反感を買いかねないので、どうしても直接言うのは難しいというときに限ります。
クチャラーに指摘するのは勇気がいることですが、相手のためを思い、そしてこれからも関係性を長く続けていきたいと願うのなら、早めに伝えることが大切です。
やんわり伝える方法もあるので、ぜひ勇気を出してみてくださいね。
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