0 件【2】ゴッホにピカソetc. 巨匠たちの美術パワーで、美のパワーチャージ！～彫刻の森美術館＆ポーラ美術館～
幻のヒマワリと呼ばれる、芦屋にあった！『青のヒマワリ』ポーラ美術館＜ゴッホ展より＞ image by:蝶々
箱根の広大な森には、珠玉の絵画や世界的なアートがいっぱい！素晴らしい美術館が、自然と共生しながら（ここポイント！）そこかしこに点在しています。
超有名どころでは、日本にいながら、なぜかヴェネツィアを感じられる箱根ガラスの森美術館 、洗練された女子好みの世界観・かつ世界に名だたる名画が集まるポーラ美術館に、圧巻の敷地に名作ずらり＆足湯まであり、子供たちとも楽しめそうな“美のテーマパーク”彫刻の森美術館。
マニアックで（より静かに芸術を楽しめる）ところでは、寄木細工美術館に、箱根ラリック美術館 …と、実力派の美術館だらけで、スケジュール組むのに悩むほど。
image by:蝶々
今回私は、THE王道コースで、11月30日まで開催中のポーラ美術館と、彫刻の森美術館を2日にわけて楽しんできました☆めちゃくちゃよかったです。
＠彫刻の森美術館 image by:蝶々
ピカソ館が独立してあり、まずはピカソのヒストリーをざっとたどれるPVなどもあり、誰にでも楽しめるような素晴らしい展示になっていました。
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お顔や様子から、すでに渦巻いている…。
京都でお友達と観たモネ展でも感じましたが、名画やアートには、良くも悪くも、宗教画でも悪魔の絵でも、とにかくエネルギーがのっています。
感応しやすい私は、汗をかいたり、胸がぐぐっと詰まったり、静かに鑑賞しながらも、わりと自分の内面は激しく感応運動しながら観たり感じたりするのが常。
NYのMOMAから、ピカソのゲルニカで有名なマドリードのソフィア王妃芸術センターまで、これまで訪れた美術館で、最高にクラクラしたのは…フィレンツェのウフィツィ美術館！
次元や国境など軽々超えてくる濃密なアートに次ぐアートの洪水に、「いやー、東洋人である日本人がこれを本当に味わうには、西洋美術に関するある程度の知識・教養だけでなく、そもそも、それをこなせるからだつくりが必要だよね！」と毎回思うほど。消化するのにも資質を問われる。
その点、ポーラ美術館や彫刻の森美術館は、日本×箱根らしく、私たちが落ち着いて世界の芸術を鑑賞し、しかもじっくり体に落とし込んで楽しめるよう、とても考えられた展示の仕方をしてくれているなぁ、と思いました。
「箱根らしく」というのは、どこの美術館も、 常に深い森や緑まで計算に入れた上で建てられていたり、国立公園に寄り添う形で存在していたりして、広大な自然と共生するアートなんです。
ちゃんと、自然というボトムと連携しているので、絵画の高いエネルギーも、こなれやすくなっている、というか。
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今回私の心に深く刺さったのは、37年の短い生涯を熱狂的までに熱く、絵画と真実の探求に生きたようなゴッホのこの画「草むら」と。
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並べて掲げられていた、ゴッホ自身のこの言葉です。
ゴッホ展で詳しく知りましたが、19世紀後半、パリを中心に、歌川広重の浮世絵を代表に、芸術家の間でジャポニズムブームが起こり、ゴッホも、日本にとても憧れ、影響を受けていたんですね。
そして、そのころの日本は、本当に一流の才能たちが憧れる“何か”が確かにあったのだ、と思います。今も、私たち一人一人のDNAの中にはあると思うけれど、長い時間を経て、かなり去勢されたり、気づかないようにされてしまっている気がするので。
image by:蝶々
マティスも好き。ピカソは莫大なエネルギーで殴られるほどの才能、ゴッホからは狂気と哀愁、マティスは天才的なおしゃれエネルギーを感じます♪
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また、ポーラ美術館は、16時半まで自由に散策できる外庭、「森の遊歩道」も、素晴らしく素敵でおすすめ。ブナやヒメシャラの原生林みたいに、丹沢の生態系をそのまま活かそうとする、繊細なのにおおらかな手入れのセンス、心意気が感じられ。
ありそうでない、まるで昔読んだ外国のおとぎ話の中に出てくる森のような、きめ細やかなロマンティックさがありました！
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6月の緑と光、そして自然の良い香りがたっぷりで、いつまでもこの道を、ずっと一人で深呼吸しながら歩いていたいような、そんな気持ちにさせられました（最近なんか子供いるから（笑）忘れがちだったけど、そもそも一人時間が好きな私…）。
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彫刻の森美術館の足湯はちゃんと温泉だそうで。横浜からきた修学旅行の小6男女とあれこれ談笑してました。可愛かった～。
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