横になっても、なかなか眠れない。やっと眠れたと思ったら、すぐトイレで目が覚める。お腹が大きくなるにつれて、どんな体勢をとっても苦しい。
大事な命を宿した大きなお腹を抱える妊婦のみなさんは、日々の生活の中でさまざまな問題に直面するかと思いますが、なかでも睡眠の悩みは、「仕方ないこと」として見過ごされがちです。
でも、毎晩の眠れない夜が積み重なると、心も体もじわじわと削られていってしまいます。それは決して「我慢すればいい」で済む話ではないはずです。
株式会社ラキスプリードが、抱き枕を使っている妊婦(20〜30代)330名を対象に実施した調査は、そんな妊娠中の睡眠のリアルに正面から向き合ったもの。
データの中から浮かび上がってきたのは、数字では語り切れない、多くのお母さんたちの「夜の苦労」でした。
妊娠中の悩みは、ひとつじゃない

image by:株式会社ラキスプリード/PR TIMES
まず同調査が明らかにしたのは、妊娠中の睡眠に関する悩みの実態です。
1位にランクインしたのは「寝返りが打ちにくい」で62.7%でした。2位には「眠りが浅い」(60.9%)が続き、3位には「頻繁にトイレに起きる」(58.8%)がランクインしています。
注目したいのは、この3つの数字がいずれも60%前後に集中していること。つまり、ひとつの悩みではなく、複数の悩みが同時に重なっている妊婦が多いということです。
寝返りが打てないから、同じ姿勢で体が痛くなる。眠りが浅いから、少しの物音でも目が覚める。やっと眠りにつけたと思ったら、トイレに起きなければならない。
これらは個別の問題ではなく、互いに絡み合いながら「眠れない夜」を作り出しているということなのではないでしょうか。
「妊娠中だから仕方ない」という言葉で片付けるには、あまりにも多くの女性が、あまりにも毎晩、同じ苦しさの中にいる現実。そのことを、この数字は静かに訴えているのです。
医療機関も推奨している「シムス位」って知ってる?

image by:株式会社ラキスプリード/PR TIMES
次に興味深いのが、妊婦に推奨される寝姿勢「シムス位」についての認知度です。
「名称も姿勢も詳しく知っている」と答えた割合は56.1%。半数以上がシムス位を正しく理解しているという結果から、いかに日々妊婦のみなさんが意識高く健康について考えているのかが見受けられます。
念のため、知らない方のために簡単に説明しておくと、「シムス位」とは体を横向きにして片膝を曲げ、上になった足を前に出す姿勢のこと。子宮の圧迫を和らげ、血液循環を助けるとされており、多くの医療機関でも推奨されています。
しかし、知識があっても、実践できるかどうかはまた別の話。「シムス位が良いとわかっていても、お腹が大きくなると維持するのが難しい」と考えている妊婦も多く、そんな現実が、次の設問の回答からも見えてきます。
正しい姿勢を「知っている」ことと、毎晩それを「続けられる」こと。その間には、思った以上に高い壁があるのかもしれません。
長く続く苦痛な夜。寝姿勢に関する「3つの課題」

image by:株式会社ラキスプリード/PR TIMES
では、妊娠中の寝姿勢について、実際にどんな課題を感じているのでしょうか。
一番多くの回答が集まったのが、「お腹の重みで圧迫感や息苦しさがある」で65.8%でした。妊娠後期になるほど感じる切実な問題です。
お腹が大きくなるにつれて、重力に逆らうように横になるだけでも苦しい。仰向けになれば大血管が圧迫され、うつぶせはもちろんできない。
「どの姿勢でも何かが辛い」という状況の中で、少しでも楽な体勢を探し続ける夜はきっと長く感じるものです。
続いて2位には、「寝返りなど体の移動が大変である」で60.6%と、こちらも過半数の方が回答しています。
普段なら無意識にできる寝返りが、妊娠中は一大作業になる。目が覚めるたびに体勢を変えなければならない、そのたびに息が上がる体力的な消耗は、翌日の疲労にも直結します。
そして3位には、「特定の一方向しか向けず体が痛くなる」(44.9%)という結果に。
痛いから向きを変えたい、でも変えるのが大変、だからずっと同じ方向を向き続けて痛みが増す。この悪循環こそが、妊娠中の夜を長く、重くしている正体かもしれません。
あのアイテムが圧倒的1位。妊婦が選んだ辛い夜の味方

image by:株式会社ラキスプリード/PR TIMES
妊娠中の睡眠に悩むかたが多くいることがわかりましたが、改善するためにもいろいろな試行錯誤をしているのかもしれません。
「妊娠中の睡眠の質を高めるために最も役立つアイテムは何か」という質問をしたところ、1位「抱き枕」(53.0%)、2位は同率(12.1%)で「体を温める保温グッズ」と「着心地の良いパジャマ」でした。
2位に4倍以上の差をつけた1位の回答。この数字が示すのは、抱き枕が単なる「あったら便利なグッズ」ではなく、妊娠中の睡眠に欠かせないアイテムとして広く認識されているという現実です。
お腹を支えてくれる、背中に寄りかかれる、足の間に挟むと楽になる抱き枕は、ひとつで複数の「辛さ」に対応できる存在として、多くの妊婦に求められています。
言い換えれば、それだけ妊娠中の睡眠には「全方位的なサポートが必要」ということでもあるのではないでしょうか。
85%が「必要」と答えた、その確かな実感

image by:株式会社ラキスプリード/PR TIMES
圧倒的なお助けアイテムとして選ばれている抱き枕ですが、「妊娠中の睡眠において、抱き枕の必要性をどの程度感じるか」という問いには、「非常に感じる」が45.8%、「やや感じる」が40.3%と、合計86.1%の方々が必要性を感じていると回答しました。
「非常に感じる」が「やや感じる」を上回っているという点も見逃せません。半数近くの妊婦が、抱き枕を「あると助かる」ではなく「なければ困る」レベルで必要としているのです。
この数字の重さは、抱き枕が「あれば嬉しいもの」から「眠るために必要なもの」へと変わっているという、妊婦の切実な実感を表しています。
眠れない夜が続く中で、抱き枕はもはや寝具のひとつではなく、「なんとか今夜を乗り越えるための道具」になっているのかもしれません。
抱き枕に求めるのは「形」。全身をきちんと支えてほしい

image by:株式会社ラキスプリード/PR TIMES
最後に、抱き枕を選ぶ際に最も重視する機能・条件について尋ねると、一番多かったのが「全身を支える形状」(30.9%)という回答でした。
続いて2位には「クッションの反発力・へたりにくさ」(23.9%)、3位には「出産後の使い回しやすさ」(19.1%)という結果になっています。
1位の「全身を支える形状」が求められる背景には、前述した寝姿勢の課題が直結しているのでしょう。
お腹だけでなく、背中も、足も、全身が「何かに支えられたい」と感じている。部分的なサポートではなく、体全体を包み込んでくれるような形状が、妊婦たちに求められているのです。
2位の「へたりにくさ」も、毎晩使うものだからこその現実的な視点です。
最初は良くても、すぐにへたってしまえば意味がない。長い妊娠期間を通じて、安定したサポートが続くことへのニーズが見えますよね。
そして3位の「出産後の使い回しやすさ」は、先を見据えた選択と言えます。
産後も授乳クッションとして、あるいは赤ちゃんのサポートとして使える、賢く長く使いたいという現実的な視点が反映されています。
まとめ
今回の調査が明らかにしたのは、妊娠中の睡眠の悩みが「個人の体質」や「我慢が足りない」という話ではなく、多くの妊婦が共通して直面している、構造的な苦しさだということです。
寝返りが打てない、眠りが浅い、トイレで目が覚める。お腹の重みで息が苦しい、同じ体勢しかとれなくて体が痛い。正しい姿勢は知っている、でも維持できない。これらは、330人のデータが示す「普通の妊婦の夜」の姿です。
だからこそ、「眠れないのは仕方がない」で終わらせてはいけません。自分の体が求めているサポートを知り、それに応えてあげることは、赤ちゃんのためでもあり、何より自分自身のためでもあるのです。
- source:株式会社ラキスプリード/PR TIMES
- image by:Unsplash
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります


0 件
