6歳差姉弟を育てるママライターEMIです。
育児と仕事に追われる毎日、2人目の妊娠を考える余裕なんてない、と感じていませんか?
私も1人目の子育てと仕事、介護が必要な両親の世話に追われるなか、2人目のことなんてとても考えられませんでした。
この記事では、2人目を妊娠で不安な気持ちを解消するためにしたことなど、2児の母でもある私の実体験を交えてお伝えします。
2人目の妊娠を考えたタイミング
育児や仕事に追われる日々のなかで2人目について考えるタイミングって難しいですよね…。
私も1人目を出産してしばらくは、育児や仕事で毎日クタクタ。2人目を考える余裕はありませんでした。
また、私には介護が必要な両親がいたので、育児と仕事、介護をこなす自信もなかったのです。
そんな私が2人目の妊娠を考え始めたのは、長女が5歳になったときでした。
長女が手がかからなくなったのと同時に、介護が必要な両親がサービス付き高齢者住宅に入居して落ち着いた時期でもあったので、あらためて2人目について真剣に考えはじめました。
私の年齢が当時38歳ということもあり、「この機会を逃したらこの先妊娠するのは難しいかもしれない」という思いもありました。
そもそも2人目を考えはじめたきっかけは、私たち夫婦が共に一人っ子で、長女にはいとこも年の近い親戚もいないことでした。
この先、私たちに何かあったとき、1人で大変な思いをするよりもきょうだいがいた方が心の支えになるのではないかと思ったのです。
実際、私には認知症の母とパーキンソン病で介護が必要な両親がいます。
一人っ子の私は、「介護について相談できたり、頼れるきょうだいがいたらどんなに心強いか…」と思うことが何度もありました。
2人目の妊娠を考えたのは、「長女には私と同じ思いをさせたくない」という気持ちが一番強かったかもしれません。
また、長女自身もきょうだいをほしがっていたので、私たち夫婦にとって2人目を考えるタイミングだと感じました。
仕事や介護との両立の不安
2人目の子どもを持つことを考えると、多くの方が仕事や介護との両立に不安を感じるかと思います。
特に、仕事でキャリアを積み重ねてきた方にとっては、家族が増えることで生活が大きく変わることへの心配が大きいでしょう。
すでに1人目の子育てと仕事の両立を経験している方は、さらに忙しくなることに不安を感じるかもしれません。
仕事については、長い育児休暇を取ったり、短時間勤務を続けることで、キャリアにどんな影響があるか心配になる人も少なくないと思います。
「昇進のチャンスを逃してしまうのではないか」「仕事に戻ってもうまくやっていけるかなど」いろいろな不安が出てきますよね…。
さらに、介護が必要な家族がいる場合はその心配も加わり、どう両立していくか悩むことになります。
私も2人目を考えたとき、このような不安が頭をよぎりました。
しかし、私は2人目の妊娠・出産を経験するなかで「仕事や介護との両立の不安」を次のようにして解消しました。
仕事面での不安の解消方法
キャリアへの不安は、育児休業中に新たなスキルを身につけることで解消できる可能性があります。
オンライン講座を受講したり、資格取得にチャレンジしたりすることで、復職後のキャリアアップにつながる知識やスキルを獲得することが可能。
育児休業を単なるブランクではなく、キャリア発展の機会として活用することができるのです。
実際に私も2人目の育児休業をきっかけに、いままで興味があってもなかなか勉強する機会がとれなかった分野のオンライン講座を受講することに。
その結果、新たなスキルを身につけることができ、本業以外の仕事を得ることができました。
このように育児休業を前向きな自己投資の期間として活用することで、仕事面への不安を少しでも解消できるのではないでしょうか。
介護との両立の不安
一方、介護の面では、介護が必要な両親のケアと子育ての両立に不安を感じていました。
しかし、ケアマネージャーに相談し、介護サービスや外部のサービスを利用することで、不安を軽減することができたのです。
具体的には、私が妊娠・出産で動けない時期には、母のデイサービスの利用回数を週3回に増やし、母が外に出て気分転換できる時間を増加。
また、体が不自由なパーキンソン病の父の病院への付き添いも私が妊娠・出産で動けない時期だけ施設内のヘルパーを依頼することで自分にかかる負担を軽減。
このように仕事面での不安は「育児休業中を前向きな自己投資の期間として活用すること」、そして介護での不安は、ケアマネージャーに相談して多少お金はかかっても「介護サービスを強化すること」で解消することができました。
大切なのは、前向きに考えることとサポートをうまく利用することだと思います。
2人目の妊娠から学んだこと
2人目の妊娠を経験し、自分の体調を優先して仕事や育児のバランスをとることがとても大切だと感じました。
私が2人目を妊娠したのは、長女が5歳のとき。
自分の身の回りのことはある程度できるようになり、手はかからなくなっていましたが、それでも悪阻が酷いときの育児は大変でした。
最初は、無理をして自分一人ですべてをやろうとしましたが、無理をしすぎて体調を崩してしまったのです。
そこで、夫と家事・育児の分担を見直す時間をもうけ、夫に協力してもらうことで自分の体調管理にも気を配るようにしました。
仕事面でも、早めの報告や相談が大切です。
最初の妊娠では、予想外の出来事や急な変化に対応するのが大変でしたが、2人目のときは前もって早めに上司に相談してリモートワークの利用や有給取得の相談をしました。
早めに相談して、自分の働きやすい仕事環境を整えることでストレスがかなり軽減されたと思います。
2人目の妊娠中は、長女の育児があり、思うように休めないことも多いでしょう。
あまり無理をし過ぎると切迫早産になる可能性もあります。もしも入院することになったら、とても大変ですよね…。
自分の体調を優先してできるだけ周りにサポートを求め、仕事面では、利用できる制度があれば積極的に活用するのがよいでしょう。
不安な気持ちを解消するには…
2人目の妊娠を考えると、多くの方が不安を感じるもの。
私も仕事との両立だけでなく、両親の介護も始まり、正直なところ不安でいっぱいでした。
また、年齢的なことを考えると「いましかない」という焦りも同時に感じていました。
これらの不安を解消するために私がしたことは、まず自分にとっての不安要素を明確にし、それを解消するためにはどうしたらよいのか解決策を見つけることです。
私の場合は、次の3つが不安要素だったのでそれらについて解決方法を考えました。
1.会社の育児制度を再確認する
まず、会社の人事部門に相談して、育児と介護の両立支援制度について詳しく教えてもらいました。
するといま勤めている会社には、介護休暇のほか、育児休暇に関しても育児看護休暇(子どもの病気などで利用できる休暇)と育児休暇(子どもの行事で利用できる休暇)の2種類あることを知りました。
いままで知らなかった制度もあり、再確認してよかったと思います。
長年勤務していても意外と会社の制度について知らない場合もあるので、再確認することは大切です。
2.夫と育児・家事分担について話し合う
2人目が生まれたら家事や育児の負担が増えることは明らかでしたが、両親の介護も加わり、どう乗り越えるか悩みました。
そこで、夫と家事・育児の分担について具体的に話し合い、分担をしっかりと決めることに。
たとえば、夫が在宅勤務の日は子どもの送迎、夕食の準備は夫が担当、また、土日のどちらかは、夫に子どもたちの世話をお願いして私は、両親の入居する施設に訪問する時間を設けるなどしました。
3.介護についてはケアマネージャーに相談
介護については、ケアマネージャーさんに相談し、利用可能なサービスについて教えてもらいました。
また不安に思っていることを相談すると介護保険サービスの範囲内でできることを最大限活用し、私の負担を軽減する方法を一緒に考えてくれたので、ある程度不安を解消することができました。
このように私の場合は、不安となる要素をピックアップして周囲に相談したりサポートを求めることで、妊娠に向けて不安な気持ちを和らげることができたのです。
あまり完璧を求めず、自分なりのペースで
2人目の妊娠を考えるタイミングや不安は家庭の状況や個々の事情によって異なります。
多くの人が仕事やキャリア、介護との両立に不安を感じていることと思います。
不安な気持ちを解消するためには、何が自分にとって不安な要素になっているのかをピックアップして周囲のサポートを得ながら解決していくことが大切だと思います。
現在私は2人目を出産して1年が経ちましたが、何とか育児・仕事・介護を無理のない範囲で両立できています。
2人の子育てをしながら仕事や介護との両立は大変ですが、手を抜けるとこは手を抜きマイペースでやっています。
2人目の出産を経験してからは、あまり完璧を求めず周りの協力を得ながら、自分なりのペースで進めていくことが大切だと日々実感しています。
- image by:Unsplash
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。