ワーママとして働く日々、育児と仕事の両立に疲れを感じていませんか?
特に育休明けのママたちにとって、慣れない育児や仕事のプレッシャーは心身共に大きな負担となります。
子どもの体調不良で急に仕事を休まなければならないときや、夕方の食事の支度と子どもの世話が重なる瞬間、ワンオペの日が続くときなど、疲れのピークを迎える場面は数多くありますよね。
そこで、2児の母である私の実体験を交えながら、そんな疲れを癒すための具体的な対処法をご紹介します。
少しでも楽になるためのヒントを見つけられたら、幸いです。
ワーママが感じる「疲れのピーク」
育休を経て、ワーママとして働くママたちにとって、育児と仕事の両立は大きな課題。
慣れない育児や、思うように進まない仕事で心も体も消耗しがちです。
では、ワーママが「疲れた」と感じる瞬間はどのようなときなのでしょうか?
子どもの体調不良で仕事を休むとき
子どもが体調を崩すと、急に仕事を休まなければならないことがあります。
特に、仕事が忙しい時期や大切な会議がある日に限って子どもが発熱すると、心身ともに大きな負担になりますよね。
私も、締め切り間近の仕事が終わっていない状態で保育園から「お子さんが発熱しているので迎えに来てください」と連絡が入り、頭が真っ青になった経験があります。
そのときは同僚に急遽仕事をお願いし、申し訳なさと不安を抱えながら保育園へ…。
家に帰ってからも子どもの看病をしながら、仕事の進捗が気になり、気が休まらない状態が続きました。
帰宅後、夕食の準備と子どもの世話をするとき
仕事を終えて帰宅すると、夕食の準備と子どもの世話が待っています。
特に夕方は、子どもに一番手がかかる時間帯。空腹や疲れから、機嫌が悪くなることも多いのです。
帰宅後すぐにキッチンに立ち、夕飯の準備をしていると子どもが泣き叫び、なかなか料理が進まないことがよくありました。
鍋を火にかけている最中に子どもが「ママ抱っこ」と泣き出し、結局料理を中断して子どもをあやす羽目になることも。
このような状況が続くと、精神的にも肉体的にも疲れてしまいますよね。
ワンオペの日が続いたとき
パートナーが出張などに行き、一人で家事と育児をこなさなければならない日が続くと、ワーママの疲労はピークに達します。
私も夫が長期出張に出ている間、すべての家事と育児をひとりでこなさなければならず、体力も気力も限界を感じたことがあります。
特に2人目を出産してからは、夫が不在の日は負担が大きくなったように感じます。
ワンオペの日が続くと、心身ともに負担が大きくなり、リフレッシュする時間もなかなか取れません。
リフレッシュする時間が取れないとき
日々の忙しさに追われ、自分自身をリフレッシュする時間が取れないことも、ワーママの疲れを増幅させます。
毎日仕事と育児に追われていると、自分のための時間を作る余裕なんてありません。
私も何度か子どもが寝た後、自分のリフレッシュする時間を作ろうと試みましたが、結局子どもたちと寝落ちしてしまい、実行できませんでした。
上記のような状態が続くと、心身の疲労が蓄積し、ストレスが増大してしまいます。このような状態を解決するためには、「仕事」と「家庭」それぞれの負担を見直す必要があるのです。
仕事に疲れたときの解決策
次に、ワーママの負担を少しでも減らすための対処法を「仕事」と「家庭」それぞれの場面に分けてお伝えします。
ワーママが仕事での疲れを少しでも解消するためには、働き方を工夫し、自分に合った方法を見つけることが大切です。
リモートワークやフレックス制度の利用
リモートワークやフレックス制度は、ワーママの疲労を軽減する大きな助けとなります。
いま働いている会社がリモートワークやフレックス制度を取り入れている企業であれば、積極的に活用しましょう。
私もリモートワークを週1回導入したことで、通勤時間を家事や育児に充てることができ、少し心に余裕をもてるようになりました。
フレックス制度を活用すれば、子どもの送り迎えや急な呼び出しにも柔軟に対応できるようになり、精神的な余裕が生まれます。
このように働き方を工夫すると、仕事と家庭のバランスを取りやすくなり、結果的に疲労の軽減につながります。
もし、いま働いている会社がこのような制度を取り入れていないようであれば、転職も視野にいれてみてもいいかもしれません。
子育てに理解のある職場を探し、転職する
もし、いまの職場が子育てに理解のない会社だったら、転職を考えてみるのもひとつの手。
子育て中の社員への理解が乏しい職場では、ワーママは「迷惑を掛けている」と自責の念にかられ、精神的に追い詰められてしまうことも多いのではないでしょうか。
自分と同じ立場のワーママが多い職場であれば、急な子どもの体調不良による休みも「お互いさま」という雰囲気が生まれやすいですし、上司が子育てに理解があるだけで、ストレスが激減することもあります。
子育てに理解のある職場を選ぶことで、長期的に見ても働きやすくなり、精神的な負担も軽減されます。
完璧を目指さず、だいたいでよしとする
ワーママにとって、すべてを完璧にこなすのは非常に難しいこと。
私も以前は仕事も家事も育児も完璧にこなそうとし、常に疲労感を抱えていました。
しかし、完璧を目指さず「だいたいでよし」とすることで、心に余裕が。
たとえば、家事は手抜きしても問題ない部分は無理に完璧を目指さない。仕事も、ときにはほかの同僚に頼りましょう。
このように、自分に少し甘くなり完璧主義を手放すことは、日々の疲れが軽減させるためには大切です。
家事と育児の疲れを軽減する方法
次に「家庭」での負担の軽減する方法をお伝えします。
ここでは、家事・育児の分担の見直しやサービス利用など、家庭での疲れを和らげる工夫をご紹介します。
夫との家事・育児の分担を見直す
ワーママとしての生活が大変なのは、家事と育児の負担が大きいことが一因です。
我が家では、育休中に家事も育児も私が担当していたため、復職した後もしばらくそのままの役割分担が続きました。
しかし、次第に私の負担が大きくなり、一度夫との役割分担を見直すことしたのです。
まずは、お互いの得意な家事や嫌いな家事について話し合い、分担を再設定。
たとえば、夫は掃除が得意で、私は料理が好きなので、それぞれの得意分野を担当するようにしました。
育児についても、お風呂に入れるのはパパ、着替えはママと細かく役割を分担。
平日、夫の帰りが遅いなら、休日は夫が子どもを公園に連れて行く…といった具合に、できる範囲で協力し合うことが大切です。
家事代行サービスや食材宅配サービスを活用する
掃除や洗濯、料理など、さまざまな家事代行サービスが充実しているので、家事が苦手なら、外部のサービスを利用してみるのもおすすめ。
食材宅配を活用すれば、献立を考える手間が省け、買い物の時間も節約できます。
料金は決して安くありませんが、自分の時間と労力を削減できることを考えれば、十分に元は取れるはず。
ときには苦手な家事はアウトソーシングして、家族との時間を増やすことも大切です。
手抜きに罪悪感を抱かない
家事も育児も完璧にこなそうとすると、いつまでも疲れから解放されません。
「 料理は手抜きでいい、部屋は多少散らかっていてもいい」と割り切ることが大切です。
私も2人目の育休が終わり復職したばかりのころは、お惣菜か冷凍食品ばかりの夕食が続いた日もありましたし、片づける間もなく、床に散らかったおもちゃを踏み越えて生活をしていた時期もあります。
家事・育児はできる範囲でやればいいもの。手を抜くことを気負わず、自分のペースでゆるりと家庭を回していけば、疲れは和らぐはずです。
心の疲れを癒す方法
心身共に疲れがたまりがちなワーママは、自分だけの時間を確保したり、リフレッシュしたりして、心に余裕を持つことが大切。
最後に、ワーママの心の疲れを和らげる方法をご紹介します。
自分のための時間を確保する
毎日時間に追われる生活をしていると、心も頭もいっぱいいっぱいになってしまいますよね。
そんなときは、自分だけの時間を作ることが何より大切です。
子どもを寝かしつけた後の1時間を、ゆったりコーヒーを飲んだり、好きなことをする時間に充てるとリラックスできておすすめ。
平日は難しいなら、休日家族にサポートを頼んで、数時間でも自分の時間を作ってみてください。
カフェでボーッとするだけでも、リラックス効果は抜群ですよ。
好きなことをしてリフレッシュする
子どもや家族中心の生活になりがちですが、自分の趣味や好きなことを続けることも大切です。
たとえば、通勤時間に本を読んだり、家事をしながら音楽を聴いたり、ちょっとした時間を見つけて好きなことを取り入れてみてはいかがでしょうか。
私は、イラストを書くことが趣味なので、ipadを会社に持って行って、昼休みの時間を使ってイラストを書くようにしています。
少しの時間でも自分の好きなことに没頭する時間があると、リフレッシュできます。
自分らしさを大切にすることが、心の疲れを癒やすために必要不可欠。無理のない範囲で、自分の好きなことを楽しむ時間を作りましょう。
定期的な休暇を計画する
日々の小休止だけでなく、長期的な休養も必要不可欠。
時間を作って、家族旅行を計画してみてはいかがでしょうか?計画を立てること自体が楽しみになり、心がワクワクしますよ。
日帰り温泉や、実家への帰省もおすすめ。
きっちり休みの予定を立てることで、日々の疲れも乗り越えられる気がします。休暇を心の支えにして、頑張り過ぎない工夫が大切です。
友人やほかのワーママと交流する
ワーママは、孤独に感じることが多いもの。同じ悩みを抱える仲間と交流することで、心が軽くなることもあります。
ママ友とランチして、情報交換や愚痴り合いをする時間を作ってみてはいかがでしょうか。
一人で抱え込まず、頼れる存在を作ること。それが心の疲れを和らげる一番の方法かもしれません。
ワーママの疲れを解消するには3つの視点から対策を
今回は、ワーママが疲れを感じる要因と改善策をお伝えしました。
ワーママの疲れを解消するには、仕事面、家庭面、そして心のケアの3つの視点から対策をすることが大切です。
これらの対処法を取り入れて、少しでも心身の負担を減らし、健康的で充実したワーママ生活を送りましょう。
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