うつ病で休職した経験をもとに、多くの方のお悩みを解決してきたJADP認定メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーの後藤迅斗さん。
後藤さんは「自分と同じようにメンタルダウンで苦しむ人を、ひとりでも減らしたい。できるならなってほしくない」という思いで、これまでも多くの方のお悩みに寄り添い、解決してきました。
そんな後藤さんが新たに発信する場が、メールマガジン『後藤迅斗の自分らしく生きるためのマガジン』です。
今回は、「うつ病からの社会復帰を目指しているが、転職エージェントや面接官に離職について聞かれたときどのように答えればいい?」というお悩みにお答えいただきました。
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転職エージェントについて
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3つの理由から、「転職エージェントには正直に伝えて問題ない」と思っています。
- 正直に伝えることで、書類や面接での伝え方を一緒に考えてくれる
- 伝えないことで、超ハードワークの仕事ばかり紹介される可能性がある
- あとからバレたときに「嘘をつく人」と思われて支援をためらわれる
いまはまず 「安定した体調で働ける」 のが目標。もし「うつ病だから支援を断る」というアドバイザーであれば、こちらから願い下げしましょう。
言われるがままに応募して就職し、後悔することになると本当につらいですから。
面接官について
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面接官が離職理由を聞くのは 「うちで続けてくれるかどうか」 です。
つまり、祖父の介護を理由にしても「介護が原因で辞めるのではないか」という懸念点は出てくるでしょう。
一方で、たとえば「身近な人からのモラハラ」がうつ病の原因などであれば、「仕事が再発のきっかけになる可能性が低い」と面接官に思ってもらえるかと(長時間残業やパワハラ上司など、メンタルダウンのきっかけになりやすい環境の場合は除きます)。
ですので、僕でしたら、伝えたうえで以下の3点も補足します。
- 仕事が原因ではなく、以前の仕事も楽しんでやっていたこと(同じ職種で転職する場合)
- 体調に問題はなく、生活リズムも安定していること
- 主治医からの許可が出ていること
ちなみに、僕が転職活動していたころにアドバイザーからおすすめされたのが、「うつ病」ではなく「体調不良」と書くことです。
これだけで書類選考の通過率が上がったので、よかったら参考にしてみてください。
転職活動のタイミングについて
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転職活動のタイミングについては、主治医と相談して決めることをおすすめします。
ご自身が「いける!」と思っていても、主治医が客観的に見て「まだ早い」と感じる回復度合いかもしれませんから。
「社会復帰を焦るあまりに、急いで就職して再発」というのは本当にしんどいです。
ご自身のペースで、少しずつ社会復帰に向けて進みましょう。
きょうも1日生きててえらい!
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それでは、きょうも1日生きててえらい!
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