長時間のデスクワークは、現代の仕事環境では避けるのが難しいかもしれません。
しかし、デスクワークが引き起こす身体への影響は深刻で、多くの人が肩こりや腰痛、首の不調などに悩まされています。
特に、デスクワーク中に取る不適切な姿勢や座り方が原因となることが多いのです。
そこで今回は、「the SILK BLOOM」が女性200名を対象に行ったアンケートをもとに、デスクワークによる身体の不調を軽減するために、正しい姿勢と座り方、簡単にできるストレッチ、さらに効果的な環境整備やグッズを紹介します。
姿勢の悪さが引き起こす身体の不調は?

image by:PR TIMES
まず初めに、「デスクワークでの姿勢の悪さによって感じる体の不調はありますか?」と聞いたアンケート調査の結果を見てみましょう。
身体の不調の中で最も多く報告されたのが「腰痛」であり、171人(28.7%)もの方がこの問題を抱えていることがわかりました。
デスクワークにおいて、以下のような点が腰痛の原因だと言われています。
- 腰が後ろに倒れるのを支えるために同じ筋肉が使われる
- 筋肉の血流が悪くなる
- 疲労が溜まって硬くなる
- 疲れとして脳に伝わる
- 腰のだるさや痛みを感じる
長時間座りっぱなしのデスクワークでは、同じ姿勢を維持する時間が長いためこのような症状が起きると考えられているようです。

image by:PR TIMES
次に多かったのが、「肩こり・首こり」で139人(23.4%)、そして113人(19%)が回答した「巻き肩」が続いています。
仕事に集中しているとつい猫背になってしまったり、肩が前方の内側に入る巻き肩にもなってしまいがちです。
こういった姿勢が肩こりや首こりの原因となっている場合も多く、これも姿勢の悪さが引き起こす典型的な症状です。
巻き肩になると、肩や首の筋肉が緊張し、血流が滞るため、さらに痛みや不快感が増してしまいます。
また、「眼精疲労・ドライアイ」に悩む方も81人(13.6)と多いことが明らかになっています。
眼精疲労は目の筋肉への影響はもちろんですが、頭部や頸部に過剰な負荷がかかりやすく、頭痛といった身体の不調に繋がってしまう恐れもあるので注意が必要です。

image by:PR TIMES
そして、4番目に多かったのが「骨格の歪み」(40人・6.7%)。骨格の歪みは気づきにくいですが、猫背や巻き肩がひどくなると目視でもわかるようになると言います。
本来Sカーブになっているはずの背骨が、姿勢が悪いことによりCカーブとなってしまい、骨盤にかかる負担から腰痛が起きてしまうということです。
長時間のデスクワークで骨盤に負担がかかり続けてしまうと、全身の筋肉や神経に影響を与えてしまうので、どのように座ると骨盤が歪んでしまうのかもきちんと知っておくことが大事です。
そのほか、「血行不良」(33人・5.5%)や「集中力の低下」(17人・2.9%)といった回答もありました。
骨格の歪みと同様、自覚しづらい血行不良は、仕事中に手足の冷えやだるさを感じたら要注意。
また、血行不良に加え、腰痛や肩こりから集中力の低下が起きてしまうので、仕事中の正しい姿勢を意識することが重要と言えるでしょう。