結婚は、人生の大きな転換期のひとつ。すでに結婚している方でも、独身時代にはいずれは結婚して「好きな人と一緒に暮らしたい」「子どもを持ちたい」「親に孫の顔を見せてあげたい」と思ったことがあるかもしれませんね。
そして結婚をするうえで重要なのが、「タイミング」。結婚は結婚は相手がいて初めて成立するので、「お互いの家庭の事情」「経済的余裕」などによって、ベストなタイミングが変わります。
また、結婚後も仕事を続ける社会人ならば、仕事と結婚生活の両方のことを考える必要もあります。
個人が自由な生き方や働き方を選ぶ時代になりつつあるいま、「ある程度の年齢になったら結婚するのが当たりまえ」「結婚して、家庭を持ってこそ一人前」という考え方は、必ずしも一般的ではなくなっています。
では、その現代を生きる社会人が考える「理想の結婚のタイミング」はいつなのでしょうか?
そこで今回は、ベースメントアップス株式会社が実施した「社会人の結婚適齢期についての調査」の結果をご紹介しましょう。
令和の結婚適齢期は「20代後半」
社会人を対象に行った「社会人の結婚適齢期は?」というアンケート結果は、次の通りです。
- 20代後半:51%
- 20代前半:13%
- 30代以降:18%
- 結婚を意識していない:18%
20代後半と回答した人が最も多く51%という結果になりました。
社会人にとって20代後半は、仕事に慣れてくる時期です。そして仕事に余裕ができることによって、結婚にも目を向けられるようになるのでしょう。
仕事と結婚の両立を目指せる最適な時期が20代後半のため、半数以上が「20代後半」と回答したと考えられます。
「結婚は30代以降」と考える人も少なくない
次いで多かったのが「30代以降」。全体の約2割という結果です。
30代になると、20代の頃から取り組んできた仕事の成果が出てきたり、会社で役職に就いたりする人も出てくるでしょう。
結婚生活で重要なのが経済的余裕です。30代は20代と比べて収入が増える場合が多いので、結婚後も安定して家族と暮らしていくことができます。このような理由で30代が結婚適齢期と回答したと考えられます。
また30代ならば、男女ともに「子どもを持つかどうか」に対して向き合う必要のある年代でもあります。
もちろん、結婚をしなくても子どもを持つことは可能です。ただ、現代の日本社会では、結婚をしたほうが子どもを産み育てやすい仕組みになっていることから、「子どもがほしいからこそ、30代までには結婚・出産をしたい」と考える人もいるでしょう。
このほかにも、「結婚はしたいけれど、焦って若いうちにする必要はない」と思っていたり、結婚に対するイメージが漠然としていて、「なんとなく、30代以降に結婚できたらいいな…」というスタンスの人もいるかもしれませんね。