「この人しかいない」「一緒にいると楽しい」「とにかく気が合う」…そう確信して結婚したはずなのに、ふたりの生活が始まると些細なことで腹を立てたり、困惑したり…といった経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。
そんな男女のすれ違いの「あるある!」を笑いながら解きほぐすことができる本を、今回はご紹介します。
すれ違いの原因は「言葉」の捉え方だった
ひとつ屋根の下での暮らしが始まったとたん、「この人、こんな人だったっけ?」と感じてしまう大きな要因は、男女の「言葉」の捉え方が大きく違うことにあるようです。
しかし、私たちは捉え方の違いに気が付かないまま同じ言葉を使って話し、言いたいことが当然伝わっていると勘違いしています。
男女でこんなに違う、言葉のウラの意味
ご家庭でこんな会話をしたことはありませんか?
妻「また靴下脱ぎっぱなし。少しは大人になってよね!」
夫「わかったけど、そんなガミガミいうなよ。君も大人になれよ」
この場合妻は、「大人になってよ」を「自分の身の回りのことは自分でやってよ」という意味で使っています。一方の夫は、「感情的になるなよ」という意味で使っているので、どちらも「相手の方が大人になれていないのに」と思ってしまうわけです。
夫「育児大変なんだったら、手伝うからいってよ」
妻「手伝うってどういうこと?ふたりの子どもなのよ!」
同じように「手伝う」という単語は、男性にとっては単に「サポート」を意味しますが、女性にとっては「責任を持たない態度」と捉えられます。
育児や家事について夫から「手伝うよ」と言われると、妻は「無責任な姿勢」と感じてしまうのです。