こんにちは、『世界でいちばんうれしい言葉』『すごい人生は今日はじまる。』の著者めしょんです。
きょうは、「たった15分の使い方」についてお話ししましょう。
人生を切り拓く「たった15分」の使い方
「時間がなくて…」という言葉はたくさん聞きますが、時間がないのが悪いのではなく、それを理由に行動しないのがよくないのですよね。だって、全員が同じ時間を過ごしているのだから。
「お金がなくて…」という言葉はたくさん聞きますが、お金がないのが悪いのではなく、それを理由に行動しないのがよくないのですよね。
「自信がなくて……」という言葉はたくさん聞きますが、自信がないのが悪いのではなく、それを理由に行動しないのがよくないのですよね。
私の夫とは18歳で付き合い、1年後に同棲をはじめました。当時彼氏だった夫は飲食店で働き、私は憧れてた雑誌モデルなんかもやりながら、ショップ店員や飲食店やスーパーで働いてました(ちなみにモデル業は完全なる挫折をしています)。
彼は私と付き合う前、18歳でその辺の社長みたいな年収だったにもかかわらず、その道は将来がおもしろくないと踏んで「人と触れ合う仕事がしたい!」と飲食店に勤めることになりました。
その飲食店の給料は、20万円(額面)。1日の拘束時間は16時間~18時間。1カ月の休みは2~3日。年末年始の休みは0日。1年の連休は、2連休が1回だけというブラックというか漆黒企業でした。
しかし本人は、その時間がとても楽しかったようで、ブラックともなんとも思ってなかったみたいですが、前日に休みがなくなることなんて数えきれないほどあったので私はよく会社に対して怒ってました(10代ですから)。
そんな生活ですから、家にはただ寝に帰るだけの生活だったのですが、互いに月収がもの凄く低いうえに、毎月50冊ほどの本を買うのでまったくもってお金がたまらないどころかもともとあった貯金が減っていく感じでした。
つまり、お金も、時間も、自信もなかったわけです。
彼はまかないを食べた後の15分間の休憩を活かして、とにかく勉強しまくりました。時間がないから本を読むのが早くなり、仕事をしている時間が長いから本の内容を実践する機会も多い。
彼は雇われているという利点を使い、とにかく本で学んだ集客法やファンを増やす方法を「実験だ!」と飲食店で実践しまくりました(雇われているときのメリットはたくさん実験できることだと思います)。
すると、ジワジワ売り上げがあがっていき、複数店舗を任せられるようになり、新店舗計画などどんどんと成果をあげていきました。たった15分の休憩時間と寝る前のわずかな時間、すべて勉強に捧げて、仕事の時間はすべて実践時間にあてました。
お店の人も「これは本当にすごい!」となったところで、彼はドンとお店をやめます。さまざまな飲食店から引き抜きがあったのですが、彼は父が設計士だからという理由で、建築というまったく畑違いの仕事を選んだのです。
なぜかと言うと、「飲食店で学んだことは建築の世界でも活かすことができる。それならば、加速度がはやい業界に行ったほうがいい」。そう言って、その言葉通り一気に加速していき、20代前半で起業し、みるみる成長していきました。
その道を作ったのが、15分間の使い方でした。お金もない、時間もない、自信も経験もない。その状況を変えたのは、15分間の時間の使い方です。
一日たった15分でもいい。未来のために時間をつくる。自分への投資の時間にする。それを続けるだけで、そのときは想像もできなかった自分になることができる。そう思います。
自信がないことも、お金がないことも、時間がないことも全然かまいません。全然いいことだと思います。ただ、それらを行動しない理由にするような自分にならないようにいたいものです。
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