なぜ一度考えたらどんどん不安になるの？心の動き方と解消法【カウンセラー解説】

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みなさん、こんにちは。夫婦、家族のカウンセリングサイト「Foo-cen」代表・吉原です。

夫の浮気、好きな人の私への気持ち、他人の自分への評価…。心が何か気になることに占領されると、そこから目が離せなくなってしまうとき、ありませんか？

さて、きょうは「気になってしまう心」のお話。自分の心のことをよく知って、うまく付き合っていくことが強くなることなのかもしれません。

一度気になったら目が離せなくなる心理

image by:Unsplash

気になってしまっているとき。多くの場合は「○○だったらどうしよう…」という不安やおそれから、相手の言動や気持ちから目が離せなくなっています。

しかも、恋が始まるときのように「もし彼も私のことが好きだったらどうしよう！」というポジティブな想像からではなく、だいたいは「夫が裏切っていたら…」「彼が私のことを嫌いになっていたら…」「みんな私のことを笑っていたら…」というネガティブな想像から気になり始めます。

すると本当は裏切っていないという証拠を見つけて安心したかったはずなのに、いつのまにか心は黒という証拠を見つけるまで何かを探し続けようとしてしまうのです。

ここでひとつ大切なことを覚えておいてほしいのですが、心はどんな行動をしてもその行動の元になっている感情を大きくしてしまうということ。

たとえば、車で少し遠方の取引先に行くと出かけた夫の行動に嘘じゃないかと不審を感じて、ETCの履歴を探ってみたら夫の言っていることと一応つじつまが合っていて安心する。でも後から、「本当に一人で行ったのかしら？」「取引先との仕事だけが目的だったのかな？」とまた違う不審感が出てくる。

スマホばかりを見ている夫に不安を感じて、こっそりスマホの履歴を見ても、怪しい形跡もなく一瞬は安心する。でも後から、見られたくない履歴は消すこともできるし…とまた不安になってしまう。

要するに不安から行動すればもっと大きな不安に、疑いやおそれから行動すれば、結果、疑いやおそれを膨らませてしまう。

心はそんな風に動いてしまいがちだということをどこかで思い出して、行動を選んでほしいのです。そして必要ならば、ときには見たくても、たしかめたくても、あえて行動しないことを選べるようになってください。

スマホもネットも…気になるものから遠ざかる見ないようにすることも必要なのです。

その場所からその人のことから離れて、絵を描くでも、詩を書くでも、何かを創造する、音楽、料理…あなたの意識を向けられる、ほかのことに取り組んでみてください。ほかのことに集中すると、必ずあなたの心はバランスを取り戻せます。

「気になる」から抜け出す方法

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自分以外の人の行動や気持ちなど、どれだけたしかめても真実はわかりません。でもあなたの心の中にある自分に対して信じていること、感じていることに気づければ、それは変えていくことができます。

• 私はきっと浮気される
• 誰も私のことなんか愛してくれない
• 必ず人は私から離れていく
• 私は人を傷つけてしまう
• 私は誰の評価にも値しない

という思い込み、あなたが信じていることを、

• 私は愛する人に大切にされる
• 私は誰からも愛される
• 長く付き合えば付き合うほど、人は私のことを好きになってくれる
• 私は人に愛を与えられる
• 私の価値を必要としてくれている

という思いに変えていくことができるのです。

そして本当は、あなた以外の人の考えていること、行動、発言も、あなたのしあわせには一切関係ありません。あなたの幸せやあなたの平和は、誰が何をしていても、あなた自身が創り出すことができるのです。

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