こんにちは。メルマガ『【HSPの教科書】HSPアドバイザーが教えるHSPの生き方・働き方&質問回答集』の著者で、HSPアドバイザーのRyotaです。
「HSP(Highly Sensitive Person)」とは、生まれつき感受性が強く、人一倍繊細で、よくも悪くもまわりの影響を受けやすい気質・性質を持つ人のことを指します。
2022年も早いものでもう4月になりましたね。春の暖かさと共に、気持ちの揺れ動きも感じる方がいらっしゃるのではないでしょうか?
こういう時期だからこそ無理せず、日々の習慣を大切にして頂ければと思います。今回は将来の不安に対していまできること、というお話をしたいと思います。
【対談イベントのお知らせ】
2022年4月30日(土)、HSPアドバイザーのRyotaさんと、日本を代表するファッション指南者であり、実業家であるMBさんの対談イベントが開催されます。
「本当の幸せ」をテーマに人間関係・仕事・他人との比較を軸にお話いただきます。
イベントの様子はまぐまぐ!Liveで配信しますので、みなさんぜひご参加下さいね。
- ※前半30分はどなたでも無料視聴可能です。後半はメルマガ(初月無料)読者限定配信です。
不安な時ほど気を付けたい、将来に備えるためのヒント
日々HSPさんのコメントを見たり、ご相談を受けていると…根底に『将来への不安』があるように感じます。
もちろん、多くの人が将来の不安を感じています。これはHSPさんだけに該当する部分ではありません。
私がお伝えしたいのは『将来への影響』ということです。
HSPの特性として深く物事を考える点、そして良心的という点があります。良心的とは『丁寧、努力する、自分の行動による影響を考える』という点です。
いまの行動が将来にどうつながるか。ここを複雑に考え不安になっていると考えております。ここについて、具体的にお話していきますね。
いまの丁寧さが、未来に繋がっている
将来・未来に対してできることはシンプルです。それは以下のように、『いまを丁寧に生きること』なんですね。
- 1つ1つの作業をしっかりこなす
- 人間関係を大切にする
- いまできることに目を向ける
- 自分を労わる
人生とは言ってしまえば1日の積み重ねです。短期的に努力したとしても、その生き方は長く続けられるでしょうか?
将来の不安とは今の丁寧さと向き合えていない部分もあるのです。
- 残業が長くてつらい
- 収入が安定しない
- 人間関係で否定などが多い
この状態であれば、自分に対して丁寧とは言えないでしょう。
残業がつらいのなら、自分の時間を丁寧に過ごすための行動が必要です。残業を断ったり転職も視野に入れる必要が出てきますよね。
人間関係もそう。あなたを否定する人と一緒にいれば、自分を台無しにしてしまいます。これでは丁寧に生きていると言えません。
収入も安定しないと…一発逆転的に『宝くじに頼る』『副業で夢見る』になるでしょう。収入の安定とは信頼関係から作られるものです。
信頼関係を作るには、与えられた仕事を丁寧にこなすことになります。自分の身の丈に合わない成功を収めても、それは1回だけのことで終わってしまうのですね。
改めて皆さんに問いかけたいと思います。いま、丁寧に生きているでしょうか?
でもご安心ください。私も時々、丁寧さを見失うことはあります。
仕事に手一杯で家族との時間が短くなることもあります。子どもは寂しい気持ちを覚えるでしょう。これは丁寧に生きているとは言い難いです。
そこで、仕事量の削減であったり、何のために必死に働くのか?という目標の再認識が必要になるのですね。
上場企業を退職。地方でのんびり移住を考える方は、その生き方が自分や家族への丁寧な生き方だったということです。
瞬間的で考えると、より後で不安になる
どちらかと言えば、年齢の若い方が結果を焦ります。何でも短期間に成功したいような気持ちが見えるのです。それが若さの良さでもありますが、一方で目の前にある仕事を疎かにしてしまうでしょう。
例えば、SNSで突然注目されたとお考えください。ここで天狗になってしまい、これまでの人間関係に対してマウントすれば…その人たちは離れていってしまいます。
突然注目されるとは、注目が終われば価値がなくなる状態のこと。芸能人さんらの入れ替わりを見ればわかりますよね。
短期的にうまくいっても、後で喪失が生まれ、失うことが怖くなります。さらに瞬間的な甘い話に飛び込み、自分の人生の丁寧さを見失ってしまいます。
私たちは『続く生き方』をしなければなりません。
フルタイムで働いても、それが続かなければ自分にとって丁寧な生き方になりません。収入が少なくてもストレスが少ないのであれば、丁寧に生きていると言えるでしょう。
はやる気持ちを抑えることが大切です。
転職先で大成功を考えれば、注目を浴びて反感を買うでしょう。ではなくて、与えられた仕事を丁寧にこなすことが評価につながります。
育児でも完ぺきさを求める方がいます。ですが、親は一夜にして親になるわけではなりません。
まして、突然中学生の親になるわけでもありませんよね。その瞬間、悩みつつ成長して親になるのです。
育児の明確な答えを求めるより、目の前の子どもに愛情を与えることが丁寧な生き方になるでしょう。
何かをする!よりも、話を聞いて一緒に遊ぶことが信頼の獲得につながります。これが『続く生き方』です。
将来の不安も様々な面があります。いまお話したように、子どもの成長について不安を覚えることもあるでしょう。
不安がある時ほど、今に注目して丁寧なお付き合いをしてください。不安の解消にもつながりますよ。
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