整理収納作業をはじめ、イベントやセミナーの講演やキッチンショールームでの収納コーディネートなどを行なっている整理収納アドバイザーの岩佐です。
長い人生のなかで、引っ越しを経験するかたも多いのではないでしょうか。引っ越しのタイミングは、一番モノが少なくなるときでもあり、整理をするうえで絶好にチャンスになります。
そこで、引っ越しの際のテクニックを「退去編」と「入居編」にわけて、スムーズに引っ越しと現状復帰ができる方法をご紹介します。今回は「退去編」です。
まず、「引っ越しプラン」を決めよう
引っ越し業者には、さまざまなプランがあります。たとえば以下のようなプランに違いがあります。
運送・搬入のみ業者にお願いする
荷物の運送や搬入は業者さんに行ってもらい、それ以外の「荷造り」や「荷解き」は自分で行います。荷造りを引っ越しの前日までに済ませておく必要がありますし、新居での荷解きも自分で行います。
引っ越しまでに時間に余裕があり、ある程度自分でできるかたや、引っ越し料金をできるだけ抑えたい、一人暮らしなど、荷物が比較的少ないかたにおすすめです。
荷造り・運送・搬入を業者にお願いする
引っ越し先に荷物が到着したあと、「荷解き」のみ自分で行います。
荷造りは時間がかかるものです。急に引っ越しが決まったかたや、荷物が多めなので荷造りが面倒だと感じているかた、引っ越し後は自分のペースで荷解きをしたいというかたにおすすめです。
すべてを業者にお願いする
運送、搬入はもちろんのこと、「荷造り」、「荷解き」もすべて業者が行ってくれます。
引っ越し料金は一番かかるプランではありますが、小さいお子さんがいるご家庭や、忙しくて時間がないかた、右も左もわからないかたにおすすめです。
引っ越しは業者さんにお願いすれば、料金は必ず発生します。引っ越し予算もありますが、自分がどこまでできるのかも考えながら自分に合ったプランや引っ越しサービス会社を選ぶとよいでしょう。
我が家は数年前引っ越しをした際は、時間もあり料金も抑えたかったので運送・搬入のみを業者さんにお願いしました。
「スケジュールリスト」を作ると便利
我が家では、引っ越しプランを決めたあと、引っ越しまでのスケジュールリストを作りました。
というのも、家具の解体、部屋のクリーニングなど、引っ越しまでに進めなければいけないことがいろいろあったからです。これらの漏れをなくすには、リストで管理するのが一番でした。
スケジュールは逆算して立てていきます。リストには家具を買いにいく日程や、いつまでに粗大ごみに出す等をスケジュール記入。おかげで、引っ越しぎりぎりになってからバタバタすることがなかった気がします。
スケジュールリストは、絶対に必要というわけではありませんが、引っ越しまでに進めなければいけないことが多い場合は便利ですよ。