みなさんこんにちは。心理コンサルタントの飯田です。
きょうは、私が発行しているメルマガの中から「子育てで絶対に言ってはいけないセリフ」をご紹介いたします。
子育ては「頑張る」とツラい
自分で決めた目標…資格を取る。ダイエットする。フルマラソンを走る。このように目標を達成するためには頑張らないといけませんね。
しかし、子育てについては「頑張る」と辛くなります。頑張っているのに「どうして言うことを聞いてくれないの」「なぜ、勉強しないの」「どうして、反発してくるの」と、ストレスを増してしまいます。
特に、反抗期や不登校の子の場合この傾向が強くなります。そして、親だけでなく、子どももしんどくなります。反抗してくる子どもに、言うことを聞かせようと頑張って、一生懸命に諭す、説得する、怒る。しかし意に反してますます反発してくる。
不登校の子に頑張って、話を聞く。言いたいことを言わないように頑張って、我慢する。余計なことを言わないように頑張って、気を遣う。頑張っているのに…。「どうしてわかってくれないの」と悲しくなります。これでは、ストレスが増すばかりです。
頑張るとは「頑なに意地を張る」とも言います。ですから、肩の力を抜き、息を抜きます。反抗期や不登校の子には「聴く」「怒らない」「話し掛けない」とよく言われますし、私も言います。
しかし、それはわかっていても「頑張って」「我慢して」やっているとしたら辛くなるばかりです。そんなことなら、あきらめる方が楽になる。という人は、あきらめでもOKです。
子どもに絶対言ってはいけないセリフ
子どもに注意をするとき、子どもに絶対言ってはいけないセリフがあります。
まずは「絶対」です。絶対は、中々あり得ないことです。また、絶対と言うと「嘘言うな」と反論されます。子どもから「絶対」と言われてイラッとした体験もあるでしょう。
ここからは、一挙に載せます。
- 「また、やりっ放し」
- 「何度も言ったでしょう」
- 「皆、そうしてるよ」
- 「いつも忘れ物するね」
- 「その位、自分で調べてよ」
- 「こんなこともわからないの」
- 「全然できていないじゃない」
- 「たったの3問だけじゃない」
このように、誇張した言い方(誇張言葉)をすると、言いたいことが伝わらず、言い争いになってしまいます。これらを立て続けに言われたらやる気は低下してしまいますね。
ですから、誇張言葉は絶対に何度も使ってはいけません。「そのくらい皆もやっているから、簡単にできますね」こう言われたら、憤慨しますね。誇張しないで、次のように言うと耳に入りやすくなります。
- 「また、やりっ放し」→「終わったら、戻しておいて」
- 「何度も言ったでしょう」→「もう一度言うね」
- 「皆、そうしてるよ」→「そうすると良いんだよ」
- 「いつも忘れ物するね」→「出かける前に持ち物確認しよう」
- 「その位、自分で調べてよ」→「それは、自分で調べて欲しいな」
- 「こんなこともわからないの」→「これはわからないんだね」
- 「全然できていないじゃない」→「まだやっていないのね」
- 「たったの3問だけじゃない」→「3問はやったのね」
前者と後者では、同じ内容でも聞こえ方が違います。誇張を止めた伝え方に変えると関係性も変わります。
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