洗面所の床やお風呂場の排水溝の抜け毛、いつ見てもギョッとしますよね。
ヤーマンがSNSのアンケート機能で実施した「秋の抜け毛」に関する調査でも、約8割以上の方が「気になる」、そのなかでも3人に2人(68%)が「とても気になる」と回答しています(「とても気になる」56.3%、「少し気になる」26.5%、「あまり気にならない」9.0%、「全く気にならない」8.0%)。
そこできょうは、発毛治療クリニック医師に聞いた秋に抜け毛が気になる理由や秋の抜け毛対策をご紹介します!
寒くなる季節、“秋バテ頭皮”にご注意!
ここからは、発毛治療クリニック医師である髙橋栄里医師のコメントをご紹介します。
髙橋栄里医師:あまり気にしていない方が多いのですが、実は頭皮にもっとも負担がかかる季節は夏から秋なんです。秋は、夏の紫外線のダメージの蓄積と冷暖房による体調の変化や乾燥が頭皮に悪影響を与えます。
日々、抜け毛の量は気にしてみていただきたいのですが、意識してみると秋は抜け毛が増える季節になります。クリニックに相談にいらっしゃる方も、秋が一番多い傾向にあります。
手遅れになる前に!「秋バテ頭皮」ケアで重要なのは「立毛筋」
髙橋栄里医師:髪は死んだ細胞と言われ、一度ダメージを受けると肌のように修復はできません。美髪を保つためには、ダメージ補修と新しく生えてくる髪のためのケアが大切です。
髪を豊かに育てるには、頭皮の血行を促進し、栄養や酸素をしっかりと頭皮に行き渡らせることが大切です。頭皮環境が整っておらず、栄養が足りていないと、将来の毛髪にも影響してきます。
一度ダメージを受けると修復できないなんて、頭皮は肌以上にケアが必要になりそうですね…。
頭皮のケアのポイントとは
1.頭皮マッサージ
髙橋栄里医師:血流を促す頭皮のマッサージがおすすめです。
ただ、過度なマッサージは頭皮を痛める可能性もあるため、心地よいと感じる程度に、美容機器なども使用方法を守りながら正しくケアするといいですね。
2.外からの刺激を与える
髙橋栄里医師:頭皮ケアの要は、「立毛筋」です。顔や頭皮の肌表面をしっかりと立たせ、ハリのある肌に見せてくれます。
ただ立毛筋とは自分の力で鍛えられるものではないので、物理的な刺激や電気刺激、温めなどで、外から刺激をしてあげることが大切です。結果、頭皮や表情のハリにも繋がります。
3.手軽に続けられるものを選ぶ
髙橋栄里医師:頭皮が外的要因でダメージを受けたり、年齢を重ねることでたるんだりすることで、毛穴が歪んでくせやうねりの原因にもなります。頭皮の健康が、次に生えてくる髪の未来を左右するんです。
近年だと、毎日手軽に取り入れられる美容機器が登場しているので、ぜひ自分に合った方法で頭皮ケアをしていきましょう。
髙橋栄里医師プロフィール
藤田医科大学医学部卒業。大学病院形成外科・皮膚科にて研鑽を積む。都内美容皮膚科院長を歴任する一方で、毛髪へと研究分野を広げ、発毛診療医として大手AGA専門クリニック診療顧問に就任。2019年、麻布十番に美容皮膚科、発毛治療ができる「イークリニック麻布(現イーメディカルクリニック麻布)」を開院。各メディア・雑誌の取材も多く、毛髪と美容のプロフェッショナルとして活躍中。
- ※ヤーマンより依頼したコメントを編集の上掲載しています。
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
- image by:Shutterstock
- source:PR TIMES