コミュニケーションの取り方。大切なのは中身でしょうか?それとも頻度でしょうか?
両方取れれば良いのは間違いありません。でも、どちらが先かと言われたら、優先度があるのでしょうか?
知り合ってやりとりしているけれど、距離が縮まらない。数カ月お付き合いしているけれど、距離が縮まらない。
そんな状況を打破していきましょう!
電話上手な友人

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「こいつ、電話するのがうまいなぁ~!」
友人が電話する姿を見て、こう感じたことがありました。彼が新しく知り合った人(男性)に電話をしていたのです。
「あー、こんにちは。昨日お会いした○○です。昨日はどうもお疲れさまでしたー」
「あっ、どうも。こちらこそ、お世話になりました」(たぶん、こんな返事なのだと思います)
「これからきっと、お世話になることがあると思いますので、今後ともよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします」(これも予想ね)
「では、失礼します~」
ぷち。
その間、わずか30秒。たったこれだけのことですが、「すげーっ」と思いました。
電話が苦手な人は、電話をする前にあれこれ考えてしまうものです。電話して何を話せばいいのかとか、留守電だったらなんて言おうとか。
電話するなら、あれと、これと、これぐらいは話さないと……と、内容をある程度充実させようとするのです。
でも、これがすべて「コミュニケーション下手への入り口」だったのです。
コミュニケーション上手とは?

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先程の友人、考える間もなく「ぱっ」と電話をしていました。僕だったらあれこれ悩んでいる間に、彼はすべてのことを終えていた。
つまり、「内容よりも電話をすることに重点を置いていた」という点が、コミュニケーション上手のコツ。
特に知り合ったばかりのときに距離を縮めるコツであり、これは電話だけではなく、LINE(文)でも同じです。
「考えるだけでは意味がなく、行動してこそ意味がある」というのは、ホントにさまざまなことに言えるのです。
うまく動けない人にありがちなのは、「家に帰ってから電話をしよう」とか、「あとでLINEの返事をしよう」と考えてしまうことです。
でもそうではなく「今」しましょう!
電話だったら、話す内容もあれこれ考えずにそのまま。
「こんにちは~!お疲れさまです。今、会社終ったところなんですよ~。またご飯行きましょう」
など、そのままでOK!相手が出なかったら、留守電にそのまんま入れておきましょう。あれこれ考えることはないのです。
留守電だったら切る人が多いように思いますが、僕は割と入れてますよ。
LINEの返答も「帰ってしよう」とか、「寝る前にしよう」と後回しにすると、そのまま忘れたり、半日くらい時間が経ってしまいます。
で、そういう人ほど、2~3時間返事がないだけで、「彼(彼女)から返事がないんです」とか言うんですよーあほーっ!
まずは自分が後回しにせずに、今しましょうね。
密度と頻度

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お相手と密な関係になるには、どうしたらいいのでしょうか?ここで「密な関係」とは、どういうものかを考えてみます。
例えば、会社の同僚。毎日顔を合わせても「密な関係」とは言えない人がほとんどだと思います。
また、異性とお付き合いしていても、「会うのは月に2回」とか、「週に1回程度のやりとり」では、密な関係とは言いがたいと思うのです。
ここからわかるのは、会う頻度が高くても、それだけで密な関係とは言えないこと。
言葉で「付き合おう」と言われていても、それで密な関係になれるわけではない、ということです。
では、ここで別の事例を。
家族や親友、という人を思い浮かべてください。10年、20年と付き合いがある人たちです。
こういった人の場合は、半年や1年に1回のコミュニケーションでも「密な関係」にあると言える気がします。両者の違いは何かというと、
- 深い話ができる。踏み込んだ指摘をしたり、されたりしている
- 相手のためを思って動いている(動いたことに相手が恩を感じている。つまり、ありがとう法)
この2つだと僕は思うのです。
見せかけの関係との違い

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女性同士の友人で多く見かる、「親しいけれど、本当の友達ではない関係」がありますよね。
これは上記「2」は互いにあるけれど、「1」ができないのです。深い話をしているようで、実は見せかけになっています。
深い話ではなく、「ちょっと、聞いてよ!」と熱い話をしているだけなのだ~。
話す側は「ただ、自分の感情で言いたいことを言って、聞いてもらうだけ」になっており、踏み込んだ指摘は聞く姿勢がない。
話を聞く側もそれを察して、ただ聞くだけになっている、そんな状況です。
ここで僕の気づき。
男女交際で密な関係を築けない場合、原因が女性側にあるときは、これになっている事例を見受けます。
彼に言われたことを、聞いてはいるけれどスルーして実行しない。
これは、「些細なことを彼に言われて、スルーしていると別れに直結する」という話でも、取り上げたことがあります。
「スカート履いたらいいのに」とか、「髪伸ばしたらいいのに」のような些細な話です。
女性目線では重要視していないためにスルーするが、男性は本当にそう思っているので残念な思いをする。
そして、「こんな些細なことをスルーするのだから、深いことを言ってもムダ」と感じて、深いことを言わなくなる……という悪循環になります。
男性側に原因がある場合は、「優しさの勘違い」をして、言うべきことを「わざわざ言うことはないよね」と思って言わない。
それがずっと続くと言わないことが当たり前になって、深い話をしない関係になっていくパターンです。
あと、男性側に多いのは、そもそも深い関係になろうとしていないので、言おうとも思わない事例です。
端的に言えば、結婚願望がない場合がこれになりやすく、このときは「頑張りたい側が頑張る」の話で、女性側が上手にありがとう法をしながら(つまり上記の「2」)、深い話ができるように努力することが大切になります。
深い関係を築くコツ

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では、深い話とは何か?これにはいろいろな事例があると思いますが、今思い浮かんだのは次のようなものです。
- 自分が「大事だ」「話したい、聞いてほしい」と思っている話をして、ちゃんと聞いてもらえる
- 相手が「大事だ」「話したい、聞いてほしい」と思って話すのを、ちゃんと聞いてあげる
→ 価値観が合わなくても、相手が大事だと思っていることを尊重すれば、どんな話題でもできます。悩み相談もこれになります。
- 「誰にも言っていない話、言えない話」を自分がする
- 「誰にも言っていない話」を相手にしてもらえる
→ 「心を開く」ということですね。
- 自分にとって「グサリ」と来る指摘を、受け入れて改善する
- 相手にとって「グサリ」と来ることだけど、それを指摘する
→ 「人として」「社会人として」「人道的に」といった部分になります。
冒頭に、こんな話がありました。
コミュニケーションの取り方。大切なのは中身でしょうか? それとも頻度でしょうか?
両方取れれば良いのは間違いありません。でも、どちらが先かと言われたら、優先度があるのでしょうか?
取り掛かりやすいのは、「頻度をあげること」だと思います。
そして、それは間違っておらず、高い頻度でコミュニケーションを取る中で、深い話ができるようになることは実際にあります。
ただ、そうならないこともあるのです。これを踏まえると、より心がけるべきことは中身です。
僕が合コンで初対面の女性に「モテるコツを教えてください」と言われて、「君、美人だけどモテないでしょ」とグサリと来る指摘をして、そこから仲良くなった事例をご紹介しました。
「頻度1」の初対面でも、密な関係を築くことはできるのです。それを知った上で、
- まずはコミュニケーションの頻度をあげる
- お相手のためを思った行動を実行する(ありがとう法)
- 機を掴んで深い話を心がける
これが、深い関係を築くコツだと思いますよ!頑張って、「あの人」との関係を密にしていきましょう!
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